@ 2月2日、南鳥島(太平洋上:日本の国土)近海の水深約5,600メートルの深海底から、レアアースを含む泥の採取に成功したと発表しました。レアアースはスマートフォン・EV(電気自動車)など、最先端の製品に必ず必要な金属で、イットリウム・スカンジウムなど、計17種類の元素のことです。抽出(=取り出す)や精製(=純物質にする)が極めて難しいため、「稀な土(Rare Earth)」と呼ばれています。
A レアアースは少量で磁石などの性能を大幅に向上させるなど価値が高いので、「産業のビタミン」と呼ばれています。現在は生産量の約9割を中国が占めており、輸出してもらえないと、経済活動に大きな影響が出ます。そこで日本は、南鳥島沖の深海底に眠る大量の「レアアース泥(どろ)」の回収に向けた掘削(掘る)を進めているのです。
B 採取は、地球深部探査船「ちきゅう」から海底にパイプをつなぎ合わせて伸ばして行われました。この付近には、多種類・大量のレアアースの存在が確認されています。そこで、採算性が取れるかどうか(=儲けがあるかどうか)を確認するために、来年2月から本格的な採掘を始めるということです。