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題材別
以前の短歌
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2026年の短歌


 2026.02 とうめいな春の光が満ち満ちてまったり息をする露天風呂
 2026.02 とうめいな春の光の広がりて天の高さを測りかねをり
 2026.02 とうめいな春のきらめき満ちあふれ空の深さをしみじみ思う

 2月17日(火)昼下がり、空の青さは吸い込まれるほどに透き通っていました。日課のランニングを終えると、大仕事を終えたような安堵感と達成感に満たされながら、ゆったりと露天湯に身を沈めました。至福のひとときを祝うかのように、穏やかな陽光が広がっていました。

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 2026.01 パチパチと竹ぜる音晴れやかに天へと登る児らの書き初め
 2026.01 とんど焼き児らの書きたる書き初めはちぎれ離れて空に漂ふ
 2026.01 村人の集ひ来たれるとんど焼き焦げたる竹の葉雪空に舞ふ
 2026.01 パチパチと竹ぜる音晴れやかに空高く舞ふとんどの火の粉

 29戸で構成する集落「上来島」の公民館行事が、今年も老若男女を集めて行われました。玄関から玄関へ、車で移動する昨今です。地区の人々が集う、貴重な年中行事の一つでもあります。とんどの火が収まると、場所を集会所の広間に移してにぎやかに宴会が始まりました。

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 2026.01 見晴るかす海外研の追憶は真ん真ん中に領家団長
 2026.01 団長の面影訪ね目を閉じて浮かぶペチュニア春立てる空
 2026.01 卆寿超え団長多伎のコテージに徒歩で到着すずしき顔で

 平成元年度海外派遣島根県団(21名)で、ヨーロッパ(チェコなど5か国)を巡りました。すでにメンバーのうち6人の方が他界されていますが、同窓会の方は8〜10名で毎年開催が続いています。近年の会場は「キララ多伎コテージ」に固定開催。
 ところが、93歳の領家団長さんが昨年11月、急逝されました。これを機に、記念誌を作ろうという気運が盛り上がり、私には「短歌3首」が課されました。ちなみに、第2首で「ペチュニア」を盛り込んだのは花のイメージもですが、こだわったのは「花言葉」(=あなたと一緒なら心が和らぐ)です。実に人格者の団長さんでした。

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〜ベルサイユ宮殿にて〜

【蛇足

 第2首目の短歌ですが「57577」と音節数を整えれば「短歌か?」
 
団長はいつもどこでも穏やかでゆったり人を包み込みたり
 まさに読んで字の如し。解釈に困る? ことはありません。が、さすがに味わいがありません。そこから短歌づくりの難しさ、面白さとの格闘が始まります。
 「団長の面影訪ね……」が秀歌かどうか? それは読む人により千差万別です。ただ言えるのは、団長さんの優れた所をいかに表現するか? ……格闘の末に、私なりには「やっと表現出来たかな?」と自分なりに納得したということです。そこに短歌づくりの価値があると思う今日このごろです。

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 2026.01 今回の年末年始休暇(12/27〜1/4)は長期の休み。
      わが子の家族に甥家族も加わり、大にぎわいの正月となりました。
               


年の瀬にら集ひて休み無く波動起こりて耳をつんざく(再掲)

からビンにハチを閉じ込めたるごとく我が家はどこも競技会場

加田の湯に大挙し浸かる十二人、見渡す湯船は親族の顔

夕食は食器の数も半端なく直ぐに崩るる総菜の山

唐突に四十センチ積もりたる雪を集めてかまくらの巻

ジジ抜きのトランプ遊び結末は最後の一枚ジイジの手元
(’大爆笑の巻!)

じゃあまたね! 孫の笑顔を見送りて佇む景色かすみて歪む

ら去り祭りの後のがらん堂どの部屋見ても鳴く閑古鳥

古来より言ひ伝へたる名言は孫は来てよし帰ってよしとぞ(「より」は不必要)

都会へと帰る家族を見送れば 孫は来てよし帰らばわろし(わびし)

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 2026.01 新しき年のしじまの彼方より雪はらはらと福を招かむ

 2026年の幕開けは、小雪がはらはらと舞い降りてくる天候となりました。風は穏やかで積もるような降雪ではなく、山あいの正月らしさを醸し出すような一日でした。穏やかな良い年となることを祈りながら詠みました。

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2025年の短歌



 2025.12 年の瀬に孫ら集ひて休み無く波動起こりて耳をつんざく

 今年の年末も孫達が4人、怒濤の如くやってきました。むろん嬉しく有難い出来事です。ただ、エネルギーがはち切れすぎ。我が家を走り回り、甲高い声で会話しあい、時に奇声を上げ、波が打ち寄せるように波状攻撃が打ち寄せてきます。ついついマイナス思考の短歌となりました……。

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 2025.12 清冽な吹奏楽の共鳴に波動起こりて耳心地よし

 北陵高校吹奏楽部の定期演奏会に出かけました。さすが全国レベルを誇る吹奏楽団。澄んだ音とそれぞれの楽器が醸し出すハーモニーとが見事に重なり合い、調和し合って、頭からつま先まで感動が広がりました。バトン部との競演、マーチング演奏(ドリル)も魅せられました。蛇足です。主顧問の原田実先生は、大東中勤務時代一年間、お寺の離れでフスマ一つ隔てて暮らしていました。

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 2025.12 コイ三尾頭さし寄せ潜みたり餌をやる前の池の静寂
 2025.12 小春日のやはらかき陽を受けながらコイ憩ふ池夕映えてをり

 師走も半ば、餌をやろうと池を覗くと、錦鯉二匹、(父の形見の)真鯉一匹が、冷たく静まりかえった池の底に寄り集まって、じっと息を潜めていました。そろそろ冬を迎えて「餌やり」を中断すべきかな? と思案の末、今年最後の餌やりをしました。

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 2025.12 夕映えの空あかあかと広がれど覇気の失せたる冬の落日

 東京と比べれば30分遅くはありますが、一年中で日没がいちばん早い(4時55分頃)日々が続いています。ぬくぬくと景色を温めてくれていた夕日が西に傾くと、一気に空は茜色に染まってきます。それにしても、気の毒なほど弱々しい日没前の夕日ではあります。

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 11/28〜11/30、東京へリフレッシュ旅行に出かけました。



 2025.12 電飾に照り輝きてソプラノの歌声天に伸びて広がる
 2025.12 燦然さんぜんとイルミネーションきらめきて天に届けとソプラノの声

 一日目、大混雑の「ゴッホ展」を鑑賞した後、同じ上野公園の一角で開催されている「クリスマスアドベント」を楽しみました。おびただしい数のイルミネーションに包まれた会場で、サックス4重奏・バイオリン独奏・ソプラノ独唱(=声量のド迫力に圧倒される)など、一流音楽家の音楽を楽しみました。

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 2025.12 立体の映像となり迫り来て手に取るがごと星の生まるる

 二日目のメインはお台場の「日本科学未来館」。来館客が少なく、展示を見て歩く傍ら「ドームシアター」を2本、観ることができました。その一本が「バースディ」、立体映像で誕生したばかりの星が目の前に迫ってくるなど、迫力満点でした。

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 2025.12 魂の心ことばに込めながら笑ひ産まむと若手の落語
 2025.12 渾身の力を込めて届けむと言葉を紡ぐ若手の落語

 最終日は築地市場で一皿5千円の高級寿司を堪能した後、浅草演芸ホールで落語を楽しみました。一人一人個性的で、笑いの質も千差万別。とりわけ若手落語家の全身全霊をかけた姿には、魂が震えました。

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 2025.12 すっぽりと茜の空に囲まれて影絵のやうに富士の霊峰
 2025.12 みはるかす茜の色に包まれて尾翼の向かふに富士の稜線

 東京からの帰路、羽田空港で搭乗待ちをしているとき、何気なく窓外に目をやると、真っ赤に染まった西の空にうすぼんやりと「富士山の稜線」が目に入りました。思いがけない遭遇に、スマホ(ズーム)で一期一会の映像を納めました。

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 2025.11 雷鳴の轟き去りて静けさに夕日揺れをりためらふごとく

 昨日の雷鳴の轟きようは稲光も強烈で、尋常ではありませんでした。それでも夕方は一休みしてくれて、心許なげな夕日が雲間から顔を覗かせていました。

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 2025.11 要約のプレゼンし合う児童らの声の弾みて錦秋の空

 怒濤のようにこなしてきた要約学習の授業も、先週(11月末)でひと息つきました。12月はゆとり(週2日ペース)があります。授業中、特に児童・生徒の皆さんが生き生きとプレゼンしあっている光景が展開するとき、まさに教師冥利に尽きます。

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 2025.11 うららかな心もとなき秋の日の光しみ入る刈田の千草

 太陽光線の弱まりは、夏場と比較になりません。火力?が弱すぎて、布団を干してもさっぱりです。一方、稲刈り跡の切り株からは、青々とした新芽がふかふかの絨毯の如く広がっている今日このごろです。

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 2025.11 カメムシの音立てふわりと飛び立ちて我の時間を手玉に取れり

 今年の秋はカメムシが少なくて安堵していましたが、どっこい先週あたりから、毎夜のように部屋に入り込んで這いつくばったり、飛び回ったりして、イライラを募らせてくれています。

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 2025.11 冴え冴えと森に溶けゆく夕闇の空にぽっかり浮くフルムーン

 2025.11 ひむがしの空にふんわり浮かびつつ我を先導するごとき月

 11月5日は見事なフルムーンでした。要約学習の聞き取り題材に「月」を取り上げています。不思議な天体です。決して裏側を見せません、衛星にしては大きすぎます、たまたま太陽と同じ大きさに見えます、……。どうやら月の裏側は、そうとう不思議の世界のようです。などなどが頭を過ぎり、ときどき月に目をやりながら運転して帰りました。

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短歌 2025年の作品







短歌 2024年の作品







短歌 2023年の作品






短歌 2022年の作品





短歌 2021年の作品






























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