地方から日本を変える
まちを潤す“にぎわい革命”

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2015.06(火)


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さまざまな文章;図式の部屋


NHKテレビ「クローズアップ現代」
2015.01.06

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全体像









新しい発想


 10代〜20代の考え方が「都会に出てなんぼ」では、そういう地方(田舎)は消滅します。「若い世代よ、やってこい!」という気概を持って、都会からの移住者を積極的に受け入れることが肝要です。

 Iターン受け入れに当たっては新しい考え・発想で、「新しい田舎」を作るべきです。田舎へあこがれ、ゆっくりゆったりとした生活を求めて都会からやってきた場合、支援金はバラマキではいけません。一定年数(例えば3年)支援して、ダメな場合は支援を打ち切る勇気が必要です。また、田舎になじんだ人のみ、地域住人になるべきです。

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コメント
我が町でも
高校を卒業すると
卒業生の大半は
都会へと旅立っていきます。

むろん
大学進学・専門学校進学においては
都会に出ざるを得ません。

しかし
その後都会に止まって
田舎に舞い戻ってこないのです。

大きな理由の一つは
田舎に求める仕事がないことです。
ただ
「都会へ出てなんぼ」発想が
ないとは言えません。


















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10年間で437人のIターン


 人口 2,300人の(島根県)海士町では、ここ10年間で437人が増えました。一昨年から人口増に転じているのです。Iターンが多くなって、住宅建設ラッシュが起きました。保育所が定員オーバーになりました。

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コメント
隠岐島前高校も
島外から
大勢の高校生を
呼び入れています。

町ぐるみで
人口を増やそうと
全力投球しているんです。









未来への投資


 山内町長は自らの給与を50%カット、職員の給与もカット(全国一給与が低い)して、年2億円を生み出しました。これを原資に「未来への投資」(手厚い事業支援)をスタートしました。

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コメント
すごいですね。
なかなか出来ない発想です。









新しい発想


 この基金を基に起業家への投資を行い、現在までに 漁業・農業・ITの分野で、13の新しい企業が生まれました。

 投資の方法は、Iターンした若者に対して毎月15万円、3年間支給することです。中には、岩垣をドバイに輸出して年収2億円の例もあります。

 一方、事業拡大貸出制度を設けました。一口50万円を貸し出し、7年後に返済する方法です。もし本人に返済が難しい場合は、海士町が負担します。 点こうやって、新しい発想で成功事例を産みだし、人口増加へと結びつけようとしています

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コメント
やる気のある若者に
手厚い支援を!

3年間は
その気概に期待して
支え見守ります。

しかし
3年間で芽が出ない場合は
さすがに
支援事業も打ち切りです。

このメリハリです。









地域のために役立つ人材育成


 豊田庄吾氏は、学習塾を経営しています。受験勉強と並行して、「自分を深める学び」を実践。「地域のために役立つ仕事をしたい」という思いを高める学習も行っています。

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コメント
そもそも
こういうことは
家庭や学校で行うべきことです。

それを
学習塾で
柱の一つに掲げて
気合いを入れてやっておられることに
頭が下がります。




















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ハコモノではない!


 農業が主の岩手県紫波町(3万人)では2年前、複合施設「オガールプラザ」を建設しました。これは、従来よくある行政的な発想、ハコモノ(使い捨て)ではありません。作ることが目的ではなく、「どう使うか」が焦点です。

 採算の取れるにぎわいのある空間を作ろうと、幾度となくワークショップを開催しました。利用者の視点から、民間の発想で、人を呼び込みみんなが集う場所に、使える施設に! と、知恵を絞りました。

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コメント
行政的な発想
よく聞く言葉です。

お金はある
失敗しても破産はない。
こういう親方日の丸的な発想は
甘くなり勝ちです。

その点
民間は必死です。
失敗は
イクオール破産(倒産)です。









年間80万人


 複合施設の中には、産直市場・図書館・学習塾・音楽スタジオ・飲食店・託児所などを設けました。また、バレーボール専用の体育館(床に特長)を併設。全国各地からチームを呼び込みました。そのための宿泊施設(ホテル)も設けました。

 こうやって、年間80万人(一日平均 2,200人)が利用する施設となっています。

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コメント
3万人の人口で
一日2千人超の利用者!
これは驚きです。

町民が集う
町民が求めていた
複合施設の証明です。

ほしいですね
田舎にも
こんな施設が!









民間の手法導入


 実はこの施設は第三セクター(行政的発想)で建設計画が持ち上がったことがあります。そのときの建設費用は、143億円でした。しかし、この複合施設「オガールプラザ」は徹底して無駄を排除。3階建てを2階建てとし、45億円にまで絞り込みました。

 この建物は、町づくりそのものです。地域の実情・ニーズを徹底してリサーチしました。民間の手法・経営手法を導入しました。

 建設費については、安易に補助金を活用しませんでした。銀行から融資卯を受け、銀行の目から厳しくチェックしてもらいました。

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教材
上級編


@ 人口 2,300人の(島根県)海士町では、ここ10年間で437人が増えました。一昨年から人口増に転じているのです。Iターンが多くなって、住宅建設ラッシュが起きました。保育所が定員オーバーになりました。

A 山内町長は自らの給与を50%カット、職員の給与もカット(全国一給与が低い)して、年2億円を生み出しました。これを原資に「未来への投資」(手厚い事業支援)をスタートしました。この基金を基に起業家への投資を行い、現在までに 漁業・農業・ITの分野で、13の新しい企業が生まれました。

B 投資の方法は、Iターンした若者に対して毎月15万円、3年間支給することです。中には、岩垣をドバイに輸出して年収2億円の例もあります。一方、事業拡大貸出制度を設けました。一口50万円を貸し出し、7年後に返済する方法です。もし本人に返済が難しい場合は、海士町が負担します。 点こうやって、新しい発想で成功事例を産みだし、人口増加へと結びつけようとしています

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@ 農業が主の岩手県紫波町(3万人)では2年前、複合施設「オガールプラザ」を建設しました。これは、従来よくある行政的な発想、ハコモノ(使い捨て)ではありません。作ることが目的ではなく、「どう使うか」が焦点です。

A 採算の取れるにぎわいのある空間を作ろうと、幾度となくワークショップを開催しました。利用者の視点から、民間の発想で、人を呼び込みみんなが集う場所に、使える施設に! と、知恵を絞りました。複合施設の中には、産直市場・図書館・学習塾・音楽スタジオ・飲食店・託児所などを設けました。また、バレーボール専用の体育館(床に特長)を併設。全国各地からチームを呼び込みました。そのための宿泊施設(ホテル)も設けました。こうやって、年間80万人(一日平均 2,200人)が利用する施設となっています

B 実はこの施設は第三セクター(行政的発想)で建設計画が持ち上がったことがあります。そのときの建設費用(見込み)は、143億円でした。しかし、この複合施設「オガールプラザ」は徹底して無駄を排除。3階建てを2階建てとし、45億円にまで絞り込みました。この建物は、町づくりそのものです。地域の実情・ニーズを徹底してリサーチしました。民間の手法・経営手法を導入しました。建設費については、安易に補助金を活用しませんでした。銀行から融資卯を受け、銀行の目から厳しくチェックしてもらいました。

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コメント
教材化については
内容的に
2つに分けてみました。

合体した場合は
上級編として持ち出すにしても
字数が多いので
内容を取捨選択して
短縮化する必要があります。






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