性転換する魚
ブルーヘッド

.

授業対象=中学生
実施=2020年12月実施予定


2020.12.08


要約学習の部屋に戻る
中学校教材の部屋へ戻る


全体像


教材


@ 基本的に動物の性別は出生時には決定されており、一生変わりません。ところが魚のうち約400種は、環境的なきっかけによって性転換をしています。それは種の保存のため(絶滅しないため)に、長い間かけて進化してきた結果なのです。

A ブルーヘッドという魚は、カリブ海のサンゴ礁に棲んでいます。青い頭をもつ一匹のオスが、黄色い頭をもつメスの集団と暮らす魚です。ところがオスが死ぬと、数時間のうちに一番大きなメスの女性ホルモンが低下して、生殖腺は卵巣から精巣へと変わります。同時に気性が激しくなり、オスのような行動をとるようになります。性転換すると頭部の色は、黄色から青に変わります。3週間後には、メスからオスへと完全に変化します。オスがいなくなるという視覚的合図によって、一番体の大きいメスの「遺伝子スイッチ」が切り替わってオスへと変化していくのです。

B 性転換する魚のなかには、オスからメスへと性別を変える種や、オスとメスとが何度も入れ替わる種類もあります。性転換するのが水中生物に限られているのは、オスとメスの構造の違いが最大の理由です。陸上動物はオスとメスの体の構造が大きく異なっており、性転換は簡単ではありません。ところが魚の卵巣と精巣とは比較的変化しやすいため、性転換が起こりやすいとされてます。

.



合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

 .


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)




題材は
限界集落
コンパクトシティ


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
 .


  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

 .



これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



.