普天間基地
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授業対象=中学生
実施=2020年12月実施予定


2020.12.08


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全体像


教材


@ そもそもなぜ、日本にアメリカの基地があるのでしょうか? 1945年、第二次世界大戦で日本は敗戦国となり、戦争を放棄しました。武器を持たない代わりに、アメリカに守ってもらうという約束をしました。その際、日本全国33都道府県に米軍基地が設置されました。特に沖縄は1972年までの27年間も米軍の統治下(支配下)に置かれ、米軍基地が集中しています。面積が日本国土の0.6%に過ぎないにもかかわらず、日本における米軍基地の70%が集中。沖縄の面積の実に18%が、米軍基地として使用されています。

A 米軍基地があるために沖縄県民は、航空機の騒音、実弾演習による山林火災、戦闘機などの墜落事故、米兵による事件(米兵が犯罪で検挙された件数は月平均11件)など、多くの住民が苦しんでいます。日本ではアメリカ軍人を特別扱いするルールがあり、犯罪を犯した米兵を日本の法律で裁くことが出来ません。

B なかでも、普天間基地は人口密集地の中心にあり、世界で最も危険な基地と言われています。そこで1996年、「危険すぎる普天間基地を完全返還する」と日米で合意しました。が、その後も基地の「沖縄県名護市辺野古」への移設をめぐって沖縄県民の(沖縄に負担を集中させるなという)反対運動を受け、沖縄基地問題の解決に至っていません。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)




題材は
限界集落
コンパクトシティ


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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