@ ピーナッツと聞くと、太る、鼻血が出る、ニキビができるなど、あまり良いイメージを持たない人が少なくありません。しかし、それらはすべてただの迷信で科学的根拠はありません。最近ではむしろ、ピーナッツはとても優秀な食品だったことが分かっています。ピーナッツの成分の半分は脂肪ですが、太る原因とされている動物性脂肪とは全くの別物です。ピーナッツの脂肪のほとんどは、太りにくい植物性の油です。血中の「中性脂肪」や「悪玉コレステロール」を下げ動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果のある、オレイン酸・リノール酸なのです。
A また、全身の血管を強くしなやかにする働きのある「リノール酸」も含まれており、脳出血や心臓病などによる死亡率を下げます。ピーナッツオイルには、さまざまな油がバランス良く含まれています。太ると思っていたピーナッツに大量に含まれる油の正体は、実は良質で健康的な油なのです。
B アーモンドと並んで、ピーナッツにも多く含まれる「ビタミンE」は強い抗酸化作用があり、細胞を丈夫にします。老化・がん・心筋梗塞・脳卒中予防になります。また、ピーナッツに含まれる「レシチン」は神経伝達物質アセチルコリンを作り出し、脳の神経細胞の働きを活発にします。ピーナッツには受験や勉強のおやつ、認知症予防に適しているのです。