DNAワクチン
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授業対象=中学生
実施=2020年12月実施予定


2020.12.08


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全体像


教材


@ 近代医学の大きな成果の一つとして、「ワクチン」が挙げられます。ワクチンは殺したウイルス、または弱毒化したウイルス(弱めたウイルス)で作ります。これを体内に注入することによって、体内にウイルスを退治する「抗体」が作られるという仕組みです。ワクチンのおかげで天然痘・小児マヒ・はしかなど、深刻な感染症から多くの人を救っています。

A 現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する「ワクチンの開発」が、世界各国で進められています。世界で合計120以上が進行中ですが、日本では「DNAワクチン」の開発が臨床試験の段階に入っています。「DNAワクチン」は、これまでのワクチンとは全く違います。ウイルスを使わずに、「遺伝物質で作ったワクチン」です。

B DNAワクチンは、ウイルスは使いません。人工的に作製した「ウイルスの遺伝子情報」のみを注射します。ウイルスの遺伝子情報を体内に入れると、ウイルスが細胞に侵入する際に出てくるタンパク質が大量に発生します。それに対して抗体ができるという仕組みになっています。これまでの「生ワクチン(弱めたウイルス)」「不活性ワクチン(殺したウイルス)」と違い、DNAワクチンは大量生産が出来ます。製造費用も安い上、ウイルスそのものではないので安全という利点があります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)




題材は
限界集落
コンパクトシティ


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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