ハンコ廃止
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授業対象=中学生
実施=2020年12月実施予定


2020.12.08


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全体像


教材


@ 2020年11月16日、河野太郎特命担当大臣は「行政手続きで必要とされている押印のうち、9割以上が廃止できる。」と発表。印鑑登録などが必要な「自動車の登録」など、83を除いた手続きが廃止される方向になりました。これによって、婚姻届や離婚届の押印廃止の検討など、「認め印」はすべて廃止される見込みです。一方で、日本一の印章(ハンコ)産地である山梨県知事が政府を訪れ、「ハンコ廃止を思いとどまって欲しい」と要望するなど、ハンコ関係者は危機感を募らせています。

A ハンコの歴史は、5500年もさかのぼります。印鑑登録制度(ハンコを役所に登録しておくこと)は明治3年、今から150年前にできました。いざというときの確かな証明のために、日本人はハンコを利用してきました。何かトラブルが起これば「印鑑が押してあるので、本人が承認している。」と説明してきました。もともと日本人は、ハンコが好きです。絵や書などにもハンコを押してきました。こういう落款印のような個人の趣味のハンコは残る見通しです。たとえ銀行印が消滅するなど、手続きとしてのハンコは消えても、ハンコ文化は残るに違いありません。

B マイナンバーカードが完全に確立する時代が来れば、印鑑登録制度はいずれ消えると思われます。40年前に約6000軒あったハンコ屋は、現在では2000軒を切っています。印鑑登録制度がなくなれば、今の3分の1以下になると思われます。

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※ 落款印=書や絵画などの作品が完成した際に、作者の証明として押す印鑑。


合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)




題材は
限界集落
コンパクトシティ


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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