平成の時代
家族の変化

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授業対象=中学校2年生
実施=2019.2.25


2019.2.21


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全体像


教材


@ 平成の時代も、残り2ヶ月あまりとなりました。平成の時代は、家族の形が大きく変化した時代となりました。そのことが、今、社会に大きな課題を突きつけています。その一つが「1人暮らしの世帯の急増」です。「生涯未婚率」(50歳まで一度も結婚をしたことがない人の割合)が、2015年の国勢調査の結果、男性で23%、女性で14%(男性のおよそ4人に1人、女性のおよそ7人に1人が生涯未婚)に急増し、過去最高を更新しました。

A 考えようによっては、一人暮らしを楽しむ時代になってきたとも言えます。ただ、平成で急増した一人暮らしの3分の1は、65歳以上の高齢者です。問題は、一人で暮らす高齢者の半数は、収入が一定の水準を下回る「貧困状態」にあることです。生活保護を受ける高齢者(9割は一人暮らし)も急増(去年は83万世帯)し、平成の間で3.6倍に増えました。国民年金(平均で月5.5万円)だけでは暮らしていけないのです。

B 今の年金制度は、非正規労働を長く続けてきた人や離婚した専業主婦などは、年金が低くなります。専門家は「今の年金制度は家族の変化に対応しきれていない。」と指摘しています。「家族の形が大きく変わってきているので、多様な世帯構成に対応できる『社会保障制度』や『税制』に変えていく必要がある。」と主張しています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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テーマ
飯南高等学校の中高一貫教育








自分の意見を図式にしよう!

テーマ
〜次の課題に対して自分の意見を述べよう〜

い中高一貫教育の連携校である
頓原中・赤来中は
進学する際
特別選抜試験が課されています。
いわゆる「ペーパーテスト」が課されません。
これによる弊害(受験勉強を体験しない)も
多くの保護者から声が上がっています。

この「声」に反論すべく
中学校生活の過ごし方
とりわけ
内定合格以降の過ごし方について
体験を通して
あるべき姿について
自分の考えを提言しよう!


  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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