2019年度国家予算
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授業対象=中学校2年生
実施=2019.2.25


2019.2.21


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全体像


教材


@ 国の国家予算が初めて100兆円を越えました。来年度の予算総額は101兆5千億円、前年度より3兆7千億円上回りました。今年10月、消費税が8%から10%になります。これによる景気対策が総額を押し上げたと、政府は説明しています。消費税値上げによって売れ行きが落ち込み、景気が悪くなります。そこで政府は「クレジットカードなどを利用して買い物をすると2%分が戻ってくる」対策のため、2兆円を予算化しています。

A 歳出(国の支出)でいちばん多いのが「社会保障費」です。病院受診や高齢者が受け取る年金などに使われます。日本は高齢化が進んでいるため、社会保障費用の伸びは避けられません。政府はこれに加えて少子化対策として「保育所や幼稚園の利用料」を無料にする、新しい制度を設けます。これによっても社会保障費が押し上げられました。その上、最近は大雨、台風、地震などの災害が多く、川道路橋堤防など被害を防ぐ公共事業費も大幅に増えています。

B 一方、歳入(国に入るお金)は62兆5千億円と、過去最高を見込んでいます。内訳は、所得税(給与などからの税収)20兆円、消費税19兆円、法人税(企業からの税収)13兆円などです。しかし、これでは足りないので、国の借金にあたる「国債」発行により32兆7千億円を充てます。これにより国の借金残高(国債発行残高)は年々積み上がり、2019年度末で897兆円となる見通しです。国民一人当たり「713万円の借金」を負っていることになります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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テーマ
飯南高等学校の中高一貫教育








自分の意見を図式にしよう!

テーマ
〜次の課題に対して自分の意見を述べよう〜

い中高一貫教育の連携校である
頓原中・赤来中は
進学する際
特別選抜試験が課されています。
いわゆる「ペーパーテスト」が課されません。
これによる弊害(受験勉強を体験しない)も
多くの保護者から声が上がっています。

この「声」に反論すべく
中学校生活の過ごし方
とりわけ
内定合格以降の過ごし方について
体験を通して
あるべき姿について
自分の考えを提言しよう!


  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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