今年は暖冬
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授業対象=中学校2年生
実施=2019.2.18


2019.2.21


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全体像


教材


@ 気象庁が予測した通り、今年の島根県は暖冬となっています。1月の松江の降雪量は平年の3%しかない上、1月の平均気温は平年より1.5度上回り40年ぶりの高さとなりました。この暖冬の原因の一つは、太平洋赤道付近で発生しているエルニーニョ現象とされています。今回のエルニーニョ現象は規模が大きくて、過去3番目だそうです。エルニーニョ現象が起こると、北半球の中緯度の上空をうねるように流れる「偏西風」と呼ぶ強い西風の進路が、日本付近では北へずれます。そのため、南から暖かい空気が流れ込みやすくなり、「西高東低」の冬型の気圧配置が弱まるのです。

A 月間降雪量も松江は平年より36センチ少ない1センチ、飯南町は110センチ少ない63センチ。松江市が1センチというのは、1992年以来の27年ぶりとのことです。山陰地方は今後も南からの暖かい空気が入りやすく、暖冬が続くとみられています。

B この暖冬の影響に伴い、琴引フォレストパークスキー場は雪不足のため時々閉鎖に追い込まれています。鍋料理に使う野菜の売り上げは、半減に落ち込んでいます。ストーブ・電気毛布などの暖房用品や、スコップ・スノーダンプなどの除雪用品の販売も3割減と伸び悩んでいます。その一方で飯南町などでは除雪費用が例年を大幅に下回り、除雪業者は収入減(飯南町は除雪費支出減)となっています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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テーマ
飯南高等学校の歴史と現状








自分の意見を図式にしよう!

テーマ
〜次の意見に反論しよう〜

いまや飯南高校の生徒は
飯南町内と町外と
ほとんど同数となっています。
この際
中高一貫教育を廃止して
町内生・町外生が
同じ条件(今、町内は特別選抜試験)で
入試に挑むためにも
中高一貫教育を廃止したらどうだろうか?


  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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