AIで
胃がん早期発見

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授業対象=中学校3年生
実施=2018.12.17


2018.12.29


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全体像


教材


@ 有明病院がん研究グループは「人工知能」(AI)を活用し、胃の内視鏡画像の中から胃がんを98%の高精度で検出できるシステムを開発したと発表しました。これは熟練した医師に匹敵するレベルで、胃がんの早期発見や正確な診断につながると期待されています。

A 胃がんは日本では発症数がもっとも多いがんで年間約13万人が罹患し、約5万人が命を落としています。胃がん治療のキーポイントは内視鏡による早期発見と早期治療です。「ステージT」の5年生存率は95%以上で、さらに粘膜内がんで発見された場合は、体の負担の少ない内視鏡手術で治療が可能です。しかし、慢性胃炎の中から胃炎によく似た胃がんを拾い上げることは、経験を積んだ医師でも難しい場合があります。内視鏡による胃がんの見逃しは5〜25%という報告もあり、内視鏡医の経験と技量の差も大きな課題となっています。

B こういう現状にあって近年、「人工知能」(AI)による画像認識能力は大きく進歩し、人間と同等以上の成績が得られるほどに進化しています。しかし、胃がんは内視鏡診断そのものが非常に難しいため、これまでAIを用いた内視鏡診断支援システムは開発されていません。そこで研究グループは、与えられた多量の画像から特徴やルールを自律的に学ぶ「ディープ・ラーニング」(深層学習)をAIにさせることで、胃がんを内視鏡画像から自動的に発見するシステムを開発しました。その解析速度は、2,296枚の画像の解析にわずか47秒(一画像あたり0.02秒)で、人間の能力をはるかに超えるものでした。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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〜タイトル「携帯電話からスマホへ」〜

以下の図式を基に約7分間
指導者がスピーチをしました。


以下の指導者の意見に反論する

スマホを持っている中学生は
今年6月調査で52%です。

皆さんは
中学生が自分のスマホを持つことについて
どう思いますか?

2人組になって
じゃんけんで
賛成と反対に別れてください。
それぞれの立場で
相手を納得させる意見をまとめましょう。

時間は4分です。
意見は作文してはいけません。
図式化して意見をまとめてください。




  反論する
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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