レジ袋
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授業対象=中学校2年生
実施=2018.12.20


2018.12.13


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全体像


教材


@ マイクロプラスチック(マイプラ)が、世界中で問題になっています。マイプラとは大きさ5ミリ以下(中には0.01ミリという微細ゴミも)のプラスチックのゴミのことです。一見、美しい海に見えますが、微細な物質が大量に漂っています。その一つがプラスチックです。粉々に砕け、世界中の海に漂っているのです。プラスチックは、小さくなってもプラスチックのまま残ります。このままだと2050年には、海の中のプラスチックの量が魚の量を超えるという予測もあります。

A プラスチックは、油に溶けやすいPCBなどの有害物質を表面に吸着させる(くっつける)働きを持っています。もはや、単なるゴミではありません。化学物質の運び屋です。これが、さまざまな生物の体内に取り込まれていきます。食物連鎖によって、ミジンコから小魚へ、次第に大きな魚へ、やがてはヒトへの体に取り込まれ、肝機能障害などを起こす危険性が指摘されています。

B この対策として、これまでもスーパーは自主的な取り組み「レジ袋の有料化」(買い物袋の持参を促す)を行っています。でも、このところ頭打ちです。というのも、いったん有料化に踏み切ったものの、無料でレジ袋を配っている近くのドラッグストアなどにお客さんをとられたとして、無料に戻す動きも出ているからです。そこで、環境省の小委員会は「プラスチックのごみを減らすために、2030年までに使い捨てのプラスチックの排出量を25%減らす。その具体策として、レジ袋の有料化を義務付ける。」という原案をまとめました。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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〜タイトル「年賀状の歴史」〜

以下の図式を基に約7分間
指導者がスピーチをしました。


以下の指導者の意見に反論する

先ほどのように
年賀状は
年中行事の一つとして
無くてはならないものとなりました。

スマホの普及などにより
毎年年賀状は激減しています。

今後
年賀状は残すべきでしょうか?
年賀状は無くてもいいでしょうか?
皆さんはどう思いますか?

2人組になって
じゃんけんで
賛成と反対に別れてください。
それぞれの立場で
相手を納得させる意見をまとめましょう。

時間は4分です。
意見は作文してはいけません。
図式化して意見をまとめてください。




  反論する
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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