ポケベル
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授業対象=中学校2年生
実施=2018.12.20


2018.12.13


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全体像


教材


@ 「8181」、これは「ポケットベル」(無線呼び出しサービス)の世界では「バイバイ」というメッセージです。このポケベルは、1968年(昭和43年)に日本電信電話公社(NTTグループの前身)が開始。電波で小型の液晶端末にデータを送信する仕組みです。このポケベルを運営していた唯一の会社である「東京テレメッセージ」は12月3日、来年9月末でサービスを停止すると発表しました。携帯電話の普及に伴って契約者数が激減、採算が取れなくなったことが停止の理由です。ポケベルは、登場から約五十年で役目を終えて姿を消すことになりました。

A 文字情報の送信が可能になる前は、数字の語呂合わせで「0840(おはよう)」「0833(おやすみ)」「0906(遅れる)」などと意思伝達をする文化が生まれ、数字の語呂合わせのメッセージ送信などで若者を中心に人気を集めました。特に女子高生らの間で「ベル友」ブームが起こり、1996年(平成8年)には契約数が一千万件を超え、平成初期の時代を象徴する通信サービスの一大ブームを起こしていました。

B ところが、1995年(平成7年)頃から携帯電話が普及し始め、音声通話やメールの主流になり始めました。2007年(平成19年)にはNTTドコモがサービスを終了。東京テレメッセージは東京都と近県でサービスを展開していましたが、現在の契約数は千五百件程度。電磁波を出さないことから医療関係者を中心に現在でも幅広く活用されていますが、既にサービスの新規受付を中止していました。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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〜タイトル「年賀状の歴史」〜

以下の図式を基に約7分間
指導者がスピーチをしました。


以下の指導者の意見に反論する

先ほどのように
年賀状は
年中行事の一つとして
無くてはならないものとなりました。

スマホの普及などにより
毎年年賀状は激減しています。

今後
年賀状は残すべきでしょうか?
年賀状は無くてもいいでしょうか?
皆さんはどう思いますか?

2人組になって
じゃんけんで
賛成と反対に別れてください。
それぞれの立場で
相手を納得させる意見をまとめましょう。

時間は4分です。
意見は作文してはいけません。
図式化して意見をまとめてください。




  反論する
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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