DNA婚活
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授業対象=中学校2年生
実施=2018.12.20


2018.12.13


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全体像


教材


@ DNA婚活とは、「男女の遺伝子レベルでの相性の良さをもとに、お見合いや交際をすすめるサービス」です。事前に行った遺伝子検査を元に、相性の良さを 0?100%で示し、婚活サービス会社では70%以上だと「相性がいい」としています。このパーティーにおいては、年齢・職業・年収などは一切明かさず、DNAの相性だけをたよりに交流します。

A 婚活サービス会社がDNAの相性を診断する根拠としているのが、免疫をつかさどる「HLA遺伝子」です。一万以上の型があり、この型が「似ている」男女は異性としての相性が悪く、「似ていない」男女ほど相性がいいとされています。そうした研究が進むきっかけとなったのが、スイスでおよそ100人の男女を対象に行われたTシャツ実験です。人はHLA遺伝子の違いを匂いとして感じ取ります。そこで、汗や食べ物などの影響を受けない環境で、男性が2晩着たTシャツの匂いを女性に嗅いでもらい、どう感じるか答えてもらいました。すると、女性は自分と型が似ていない男性の匂いほど魅力を感じ、ひきつけられることがわかったのです。

B HLA遺伝子の型が似ていない人どうしが結婚すると、免疫の強い子どもが産まれやすいとされています。専門家は、そうしたことが感覚的な「合う」「合わない」といった相性にも影響するのではないかと見ています。しかし、当たり前のことではありますが、婚活会社の担当者は「良好な関係が築けるためには、互いに歩み寄る努力が大事です。DNAの相性は、あくまでも参考情報程度にするべきではないか。」と話しています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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〜タイトル「年賀状の歴史」〜

以下の図式を基に約7分間
指導者がスピーチをしました。


以下の指導者の意見に反論する

先ほどのように
年賀状は
年中行事の一つとして
無くてはならないものとなりました。

スマホの普及などにより
毎年年賀状は激減しています。

今後
年賀状は残すべきでしょうか?
年賀状は無くてもいいでしょうか?
皆さんはどう思いますか?

2人組になって
じゃんけんで
賛成と反対に別れてください。
それぞれの立場で
相手を納得させる意見をまとめましょう。

時間は4分です。
意見は作文してはいけません。
図式化して意見をまとめてください。




  反論する
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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