@ そもそもなぜ、日本にアメリカの基地があるのでしょうか? 1945年、第二次世界大戦で日本は敗戦国となり、戦争をすることを放棄しました。武器を持たない代わりに、アメリカに守ってもらうという約束をしました。その際、日本全国33都道府県に米軍基地が設置されました。特に沖縄は1972年までの27年間も米軍の統治下に置かれ、米軍基地が集中しています。面積が日本国土の0.6%に過ぎないにもかかわらず、日本における米軍基地の70%が集中。沖縄の面積の実に18%が、米軍基地として使用されています。
A 米軍基地があるために沖縄県民は、航空機の騒音、実弾演習による山林火災、戦闘機などの墜落事故、米兵による事件(米兵が犯罪で検挙された件数は月平均11件)など、多くの住民が被害者として苦しんでいます。日本ではアメリカ軍人を特別扱いするルールがあり、犯罪を犯した米兵を正当に裁くことが出来ません。
B なかでも、普天間基地は人口密集地の中心にあり、世界で最も危険な基地と言われています。そこで1996年、「危険すぎる普天間基地を完全返還する」と日米で合意しました。が、その後も基地の「沖縄県名護市辺野古」への移設をめぐって沖縄県民の(沖縄に負担を集中させるなという)反対運動を受け、今も日本政府は迷走し続けています
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