沖縄戦
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授業対象=中学校2年生
実施=2018.11.21


2018.11.30


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全体像


教材


@ 沖縄戦は、太平洋戦争末期の1945年(昭和20年)、沖縄諸島に上陸したアメリカ軍と日本軍との間で行われた戦いです。太平洋戦争における「唯一の本土決戦」とも言われる沖縄戦。1945年3月から6月にかけて、民間人も容赦なく巻き添えにしながら、本格的な地上戦が続きました。

A 戦争はふつう、軍隊と軍隊、軍人と軍人が戦います。しかし、沖縄戦は武器を持たない住民も含めて地上戦が行われました。米軍はおよそ55万人、日本軍はおよそ10万人。日本軍の10万人のうち、2万数千人は沖縄の人を集めてつくられた急ごしらえの「義勇隊」「学徒隊(十代半ばの生徒)」でした。その上、武器・弾薬の量や性能ははるかにアメリカ軍が勝っていました。

B 犠牲者の数は、米国側が約1.3万人、日本側が約18.8万人とみられています。このうち沖縄県出身以外の日本兵は約6.6万人、沖縄県出身の軍人・軍属(防衛隊や学徒隊など)は2.8万人、一般の住民は約9.4。沖縄県民全体では約12.2万人以上、実に県民の4人に1人が亡くなりました。米軍の砲弾や銃弾を受けただけでなく、中には自ら命を絶つ「自決」や、伊江島などでは爆弾や服毒などで一度に多くの人が死亡する悲惨な「集団自決」もありました。今でも地中には、沖縄戦で亡くなった何千もの人の骨が埋まったままです。不発弾(爆発していない爆弾)も約2千トンが地中に残っていて、戦後何十年もたってから爆発して亡くなった人もいます。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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〜タイトル「修学旅行の歴史と現在」〜

以下の図式を基に約7分間
指導者がスピーチをしました。


以下の指導者の意見に反論する

ス先ほどプレゼンしたように
赤来中学校の修学旅行は
平成11年度から沖縄です。
8万5千円もかかります。

一方
島根県内の大半の中学校は
関西方面(4万5千円)です。

飯南高校では1年生の時
台湾への修学旅行があります。
2つ違いの兄弟姉妹の家庭では
同じ年に
沖縄と台湾
莫大なお金が必要です。

実際
お謹話への修学旅行費用が
なかなか払えずに
トラブルになったケースもあります。

この際
関西方面へ変更したらどうでしょうか?
どう思いますか?

皆さんには沖縄にすべきという立場で
相手(私)を納得させる意見をまとめましょう。

時間は4分です。
意見は作文してはいけません。
図式化して意見をまとめてください。




  反論する
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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