工場野菜
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授業対象=中学校1年生
実施=2018.11.15


2018.11.30


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全体像


教材


@ 農業従事者の高齢化が社会問題になってきています。近年、農業従事者の平均年齢が66歳〜68歳で推移。10年後の平均年齢は、70歳台を越えるとのことです。食糧は、では輸入すればいいではないか? というと、世の中そう甘くはありません。近年、世界の人口は増え続けており、2015年現在の73億人が、2050年には97億人になると予測されています。増え続ける人口に見合う食べ物を確保するためには、今よりも1.7倍もの食料を増産しないといけないと言われています。

A これらを解決するため、人工知能の急速な進化による、農業のロボット化が脚光を浴びています。そして、もう一つ注目されているのが「工場野菜」です。工場野菜とは、屋内で水耕栽培(土を使わず水だけで栽培)された野菜のことです。屋内で土を使わずに栽培を行うため天候に左右されることがありません。一年を通して、野菜を安定供給することが可能です。

B 土を使わないので汚れが葉の間などに残ることもなく、野菜を洗う手間も要りません。また、土を使わないので、土を媒介として感染する病気や害虫の被害にもあいにくくなります。そのため、無農薬栽培も行いやすい良さもあります。消費者としても一年中野菜が一定の価格で販売されるので、とても助かります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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〜タイトル「携帯電話からスマホへ」〜

以下の図式を基に約7分間
指導者がスピーチをしました。


以下の指導者の意見に反論する

スマホを持っている中学生は
今年6月調査で52%です。

皆さんは
中学生が自分のスマホを持つことについて
どう思いますか?

2人組になって
じゃんけんで
賛成と反対に別れてください。
それぞれの立場で
相手を納得させる意見をまとめましょう。

時間は4分です。
意見は作文してはいけません。
図式化して意見をまとめてください。




  反論する
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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