人工知能が皮膚がん判定
.

授業対象=中学校1年生
実施=2018.11.15


2018.11.30


要約学習の部屋に戻る

中学校教材の部屋へ戻る


全体像


教材


@ 2018年5月29日、英医学誌「Annals of Oncology(腫瘍学年報)」に注目すべき研究論文が掲載されました。ドイツ・アメリカ・フランスの研究チームは、AIを使ったシステムに10万枚以上の画像を学習させ、皮膚の病変が「良性か悪性か」識別できるよう学習させました。その上で、皮膚科医58人と競い合う形で「メラノーマ(悪性黒色腫:癌)」か「良性のほくろ」かを区別する画像テストを実施しました。

A その結果、画像から正確に皮膚がんと診断できた割合は、皮膚科医が平均で87%だったのに対し、AIのシステムは95%に達したとのことです。また「AIは良性のほくろをメラノーマと誤って診断することが少なかった。」、「不必要な手術を減らすことにつながるかもしれない。」との考えを述べています。なお、テストに参加した皮膚科医の大半は5年以上の経験を持つベテランでした。

B 研究チームによると、世界各国で年間およそ23万人がメラノーマ(癌)を発症し、死者は6万人に上るとのこと。「AIは皮膚がんをより早く、かつ簡単に診断するので、手術による早期の除去を可能にする便利な技術となり得る。」と研究チームは結論付けています。

.



合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

 .


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
 .
〜タイトル「携帯電話からスマホへ」〜

以下の図式を基に約7分間
指導者がスピーチをしました。


以下の指導者の意見に反論する

スマホを持っている中学生は
今年6月調査で52%です。

皆さんは
中学生が自分のスマホを持つことについて
どう思いますか?

2人組になって
じゃんけんで
賛成と反対に別れてください。
それぞれの立場で
相手を納得させる意見をまとめましょう。

時間は4分です。
意見は作文してはいけません。
図式化して意見をまとめてください。




  反論する
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

 .



これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



.