水の電気分解
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授業対象=中学校3年生
実施=2018.11.14


2018.11.26


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全体像


教材


@ 昨年度の発電量は、火力発電が88%、水力が9%。両者で97% を占めています。一方、現在開発が急ピッチで進んでいる「再生可能エネルギー」(太陽光発電・風力発電・地熱発電など)は、2% に過ぎません。

A 東日本大震災で、頼みの原子力発電の大半が止まっています。しかも、円安で火力発電に使用される天然ガスや石油の輸入額が上がって、日本の貿易収支は赤字続きです。日本の経済発展にとって、大きな痛手となっています。

B こういう中にあって、北海道での広大な土地を生かして、太陽光発電・風力発電を大規模に始める計画が進んでいます。電気はそのままでは保存が出来ませんが、余った電力を使って水を「電気分解」します。こうやって発生した水素を液体水素の形にして「電気を保存」し、電力が不足するときに「水素発電」として利用するのです。また、この液体水素を水素ステーションまで運搬し、水素を燃料として走る「燃料電池車」(2014年;発売開始)のエネルギーにしようと計画が進んでいます。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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〜タイトル「飯南高校:中高一貫教育の流れ」〜

以下の図式を基に約7分間
指導者がスピーチをしました。


以下の指導者の意見に反論する

中高一貫教育においては
いわゆる「ペーパーテスト」が行われません。
推薦入試と同じく
作文と面接です。

このスタイルに
今でも多くの保護者が反対しておられます。
わが子には受験勉強という
人生の関門を体験させたい。
受験勉強を通して
精神を鍛え
学力を向上させたい。

皆さんは
こういう考えをどう思いますか?
今回は
この多くの保護者の考えに
反論してください。

時間は4分です。
意見は作文してはいけません。
図式化して意見をまとめてください。




  反論する
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う)
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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