飯南地域の
中高一貫教育

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授業対象=中学校3年生
実施=2018.11.14


2018.11.26


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全体像


教材


@ 飯南高校は県境の小さな田舎の学校ではありますが、キラリと光る魅力ある高等学校です。何より規律正しく、純朴な気風があり、生徒は高校生活を謳歌しています。また、生徒の数に対して先生の人数が多く、大規模校では考えられない少人数授業が実現しています。進路面では、地元を始め就職率は100%、進学も国立大学を始め実績を上げています。

A 平成13年度から、飯南高校・頓原中学校・赤来中学校の3校で「中高一貫教育」がスタートしています。それまでは考えられなかったことの一つが、先生同士の交流です。特に、高校の先生が毎週、連携校(頓原中・赤来中)の授業補助に入ることです。他の中学校では考えられない風景です。中学校の教科書、中学校の授業の様子、中学生一人一人の学習状況について、高校の先生は一年間通して把握出来るのです。

B 連携校からの進学に際しては、学力試験(ペーパーテスト)が課せられていません。面接・作文・卒業研究のプレゼンなど、「特別選抜検査」が行われています。総合的な学力や、中学校時代の実績が評価されるようになっているのです。

C なお、中高一貫教育が行われている飯南高校でありながら、近年は町外の中学校からの人数がどんどん増えています。特に今年の入学生は、定員いっぱいの80名。町外生の人数が町内生を上回りました。飯南高校の気風、少人数授業、部活動の活躍、スクールバスの運行、寄宿舎の新築、寮費の補助などが魅力になっているようです。

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※ 謳歌する =みんなで大いに楽しむ。


合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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〜タイトル「飯南高校:中高一貫教育の流れ」〜

以下の図式を基に約7分間
指導者がスピーチをしました。


以下の指導者の意見に反論する

中高一貫教育においては
いわゆる「ペーパーテスト」が行われません。
推薦入試と同じく
作文と面接です。

このスタイルに
今でも多くの保護者が反対しておられます。
わが子には受験勉強という
人生の関門を体験させたい。
受験勉強を通して
精神を鍛え
学力を向上させたい。

皆さんは
こういう考えをどう思いますか?
今回は
この多くの保護者の考えに
反論してください。

時間は4分です。
意見は作文してはいけません。
図式化して意見をまとめてください。




  反論する
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う)
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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