中高一貫教育とは?
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授業対象=中学校3年生
実施=2018.11.14


2018.11.26


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全体像


教材


T) 中高一貫教育の趣旨は、「子ども達に進学面で、いろんな選択肢を準備してやること」、「高校受験であくせくしない、ゆとりある中学校生活を実現すること」、「中1から高3まで、6年間を見通した教育が可能になること」などです。文科省では、@「中等教育学校」(一つの学校)、A「併設型;中高一貫教育」(設置者が同一)、B「連携型;中高一貫教育」(設置者が違う)の3通りから選択できることが示されました。

U) 島根県では、これを受けて平成10年から4つの地域で模索が始まりました。松江市立女子校では併設型を目指しましたが、結局実施に至りませんでした。平成13年から本格実施となったのが、邑智高校(平成21年に閉校)・飯南高校・吉賀高校の3校。そして、今日に至っています。全国的には公立の場合、現在は計271校。@が10%、Aが24%、Bが66%となっています。

V) 公立の中高一貫教育と比べて、私立の中高一貫教育は長い歴史(現在 715校)があります。なかには開成高校・麻布高校・灘高校など、「知識を磨いてこそ、徳性(よい心)も磨かれる」という理念のもと、5年間で教科書を終えるほどに徹底的に勉学に励んでいます。そういう私立の中高一貫校が、今では東大合格者の上位を独占しています。

W) しかし、公立の中高一貫校は、私立の中高一貫校とは趣旨が違います。ゆとりある学校生活、個性の伸長などが、いちばんの目的となっています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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〜タイトル「飯南高校:中高一貫教育の流れ」〜

以下の図式を基に約7分間
指導者がスピーチをしました。


以下の指導者の意見に反論する

中高一貫教育においては
いわゆる「ペーパーテスト」が行われません。
推薦入試と同じく
作文と面接です。

このスタイルに
今でも多くの保護者が反対しておられます。
わが子には受験勉強という
人生の関門を体験させたい。
受験勉強を通して
精神を鍛え
学力を向上させたい。

皆さんは
こういう考えをどう思いますか?
今回は
この多くの保護者の考えに
反論してください。

時間は4分です。
意見は作文してはいけません。
図式化して意見をまとめてください。




  反論する
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う)
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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