特殊清掃業者
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授業対象=中学校3年生
実施=2018.7.11


2018.7.6


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全体像


教材


@ 孤独死した人の自宅を清掃・消毒して原状回復する「特殊清掃業者」が急増しています。業界団体によると、全国で5,000社以上が参入しており、団体が民間資格の認定制度を始めた5年前から業者数は15倍に膨らんでいます。厚生労働省の調査によると、2016年の一人暮らしの高齢者数は約655万人で、10年前の約1.6倍に上っています。核家族化も影響して孤独死は全国で相次いでおり、特殊清掃業の需要が高まっています。
 
A 特殊清掃業者は故人(亡くなった人)の住宅の管理人や親族らから依頼を受け、清掃や消毒のほか、遺品整理を請け負います。孤独死の場合、遺体発見まで時間が経過すれば、室内の臭いや汚れがひどくなります。業者は感染症予防のため、防護服を着て作業します。多くの場合、薬品や殺虫剤、電動のこぎりなどを使って室内を原状回復していきます。

B 特殊清掃業者の西村訓典社長は半年前、高齢女性が孤独死した大阪府内の自宅を特殊清掃しました。依頼主は関東地方の息子。ギャンブル好きの父親と仲たがいし、20年前に家を飛び出して家族とつき合いがありませんでした。机の引き出しからノートが見つかりました。「(息子に)悪いことをした。もう一度会いたかった」。だが、息子は 「家族とは縁を切った」と告げ、室内に残されていた百十数万円の現金だけを受け取って帰っていきました。西村さんは「悲しいです。このようなケースは少なくありません。」と肩を落としています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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〜タイトル「学校週5日制をめぐって」〜

@ 学校週5日制は、平成4年9月から月1回土曜休業実施を皮切りに、平成7年4月以降月2回、平成14年4月から完全実施と、10年以上をかけて導入されました。そして、完全実施後14年を経過してきています。

A ところで、ここ2〜3年、完全学校週5日制の見直し、土曜授業日の復活が現実味を帯びてきています。東京都では平成22年度から、希望する学校は月2回を上限として土曜授業実施を認めています。そうした学校は年々増え、実施状況調査によれば年間6回以上の土曜授業を実施した小学校は43%、中学校で47%となっており、年ごとに増加する傾向にあります。

B こうした中、読売新聞は公立学校での土曜日の授業について調査し、結果を公表しています。「毎週行うべき」が41%、「月に1、2回行うべき」が38%、つまり計79%が「学校週6日制実施」を望んでいるという結果でした。

C その理由(複数回答)として、「学力向上につながる」が63%、「過密な授業スケジュールにゆとりが出る」が49%、「学習塾に通う子どもとの教育格差がなくなる」が32%、「家庭では十分な教育ができない」が30%、そして、「私立や一部の公立校で既に実施している」が10%とのことです。

D このような世論の後押しもあったり、東京都の土曜授業の先行実施もあったりして、学校週5日制をめぐっては、まだまだ紆余曲折があるかも知れません。

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音声言語で伝えるため
実際には
上の文章通りではありません。
骨子は上記の通りですが
枝葉を付けながら
約6分間のスピーチ予定です。

10分間
指導者のスピーチに反論する


  反論する
   (1) 5分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(別室で交互にプレゼンし合う)
   (3) 3分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論してみる。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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