@ 人工知能を登載したロボットを活用した英語の授業が、学校現場に広がりつつあります。2020年度から始まる大学入学共通テストの英語で、「聞く・話す」が重視されることも影響しているようです。外国人指導助手(ALT)でカバーしきれない個別指導が可能で、生徒一人に一台ずつ導入する学校が大半です。このロボットは「Musio」(ミュージオ)と言い、アメリカの企業「AKA」が開発しました。日本では昨年4月に販売がスタート、一台10万円です。
@ 新潟県柏崎市立北条中学校では、今年5月に(生徒数のロボットを)導入、毎時間活用しています。生徒がMusioに英語で話しかけると、その問いに英語で答えてくれます。生徒は遊び感覚で
Musioに話しかけ、英語でのやりとりを楽しんでいます。生徒たちは「Musioの話す英語が全部は理解出来ないけど、だんだん英語でやり取りが出来るようになってきました。英語の授業が楽しくなりました。」と喜んでいます。また指導者は「生徒一人一人が英語を話す機会が格段に増えて、英語のヒアリングと会話力の向上が期待出来ます。生徒の学習意欲も上がっています。」と、手応えを感じています。
B ちなみに、Musioは会話内容をスマホのアプリで確認出来る機能もあります。一人一人の生徒がMusioとどんな会話をしたか、教師がチェック出来ます。また、Musioには翻訳機能もあり、会話の途中で英訳したり日本語訳したりを尋ねることも出来ます。