ネコの多頭飼育
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授業対象=中学校1年生
実施=2018.7。18


2018.7.5


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全体像


教材


@ ペットをあまりに多く飼育するあまり、面倒を見切れなくなる「多頭飼育崩壊」が後を絶ちません。例えばFさんの家庭で飼われていたのは最初は、純血種のアメリカン・ショートヘアのオスとメスが1匹ずつでした。が、不妊・去勢手術を受けさせないまま自然繁殖が繰り返され、猫が増え続けました。飼い主が手術を避けた理由は、「子猫がかわいいから」とのこと。そのうち、糞尿のにおいが立ち込め、壁や家具がボロボロになっていきました。

A この家から猫たちを救出したのは「NPO法人ねこけん」です。これまでに何度も「多頭飼育崩壊」の現場から猫を救出してきた保護団体です。今回のケースでは、飼い主本人からの「家族は精神的に限界に近づいている。助けてほしい。」という要請を受けて救助に向かいました。救出時、現場にいたのは46匹。やせ細った猫たちが次々と発見されました。

B 猫の世界では、交尾をしたいメスが子育て中の場合、オスが子猫を攻撃する“子殺し”が起こります。メスを子育てから解放し、再び発情を促すためです。同時にエサの奪い合いの結果、子猫を食べることもあります。実際、近所に住む娘さんは「猫が子猫を食べる瞬間を見た」といいます。頭だけがない子猫がそこら辺に転がっていたこともあったそうです。

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※ 不妊・去勢手術=子供を産めなくするための手術。



合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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〜タイトル「学校週5日制をめぐって」〜

@ 学校週5日制は、平成4年9月から月1回土曜休業実施を皮切りに、平成7年4月以降月2回、平成14年4月から完全実施と、10年以上をかけて導入されました。そして、完全実施後14年を経過してきています。

A ところで、ここ2〜3年、完全学校週5日制の見直し、土曜授業日の復活が現実味を帯びてきています。東京都では平成22年度から、希望する学校は月2回を上限として土曜授業実施を認めています。そうした学校は年々増え、実施状況調査によれば年間6回以上の土曜授業を実施した小学校は43%、中学校で47%となっており、年ごとに増加する傾向にあります。

B こうした中、読売新聞は公立学校での土曜日の授業について調査し、結果を公表しています。「毎週行うべき」が41%、「月に1、2回行うべき」が38%、つまり計79%が「学校週6日制実施」を望んでいるという結果でした。

C その理由(複数回答)として、「学力向上につながる」が63%、「過密な授業スケジュールにゆとりが出る」が49%、「学習塾に通う子どもとの教育格差がなくなる」が32%、「家庭では十分な教育ができない」が30%、そして、「私立や一部の公立校で既に実施している」が10%とのことです。

D このような世論の後押しもあったり、東京都の土曜授業の先行実施もあったりして、学校週5日制をめぐっては、まだまだ紆余曲折があるかも知れません。

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音声言語で伝えるため
実際には
上の文章通りではありません。
骨子は上記の通りですが
枝葉を付けながら
約6分間のスピーチ予定です。

10分間
指導者のスピーチに反論する


  反論する
   (1) 5分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(別室で交互にプレゼンし合う)
   (3) 3分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論してみる。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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