保険料
軒並みアップ


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2015.01.09(金)


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朝日新聞
2015.01.06
山陰中央新報

2015.01.09




全体像













赤字解消に向けて


 市町村が運営している「国民健康保険」(自営業など 3,500万人が加入)は、支出の6割は税金が投入されています。2012年の累計赤字は実に 3,500億円に上っています。大きな原因は、高齢者の医療費が年々高額になっていることです。そこで厚生省は、2018年4月から運営を都道府県に移管すると発表しました。

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コメント
市町村が運営する
国民健康保険については
年々
高齢者が増えてきています。
炎上寸前です。

それにしても
都道府県に移管したからといって
支出が減るわけではありません。
そこらあたりについて
疑問を抱いたままの私です。








補助金を上積み


 赤字が膨らんでいる国民健康保険への補助金を増やすため、「健保組合」(大企業の従業員が加入)と「共済組合」(公務員が加入)について負担増となります。平均的には、健保組合は年間一人5,000円程度、共済組合は1万円程度の値上げとなります。

 一方、中小企業の従業員が加入する「協会けんぽ」(全国健康保険協会 3,600万人)は、2009年度の赤字が 4,800億円。2010年から国の支援(補助金)を得て、2014年度末には準備金1兆円にまで持ち直しました。

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コメント
税金投入にも限界があります。
そこで
ゆとりのある?
現役世代から助けてもらおう
という図式のようです。

むろん
後期高齢者からも
ゆとりのある人からは
負担を増やす計画のようです。

日本が誇る
国民皆保険制度も
高齢化社会到来で
設計図が狂ってきました。









2017年度からは?


 2017年度からは、健保組合と共済組合の負担増から得られた 2,400億円のうち 700億円を「協会けんぽ」に補填します。また、1,700億円は都道府県に移管する「国民健康保険」への補助に充てます。国民健康保険については、財布を大きくして財政基盤の安定化をねらいます。

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コメント
依然として
財布を大きくしたら
財政基盤が安定するのか?
という
疑問符が付いたままです。








教材
上級編


@ 市町村が運営している「国民健康保険」(自営業など 3,500万人が加入)は、支出の6割は税金が投入されています。2012年の累計赤字は実に 3,500億円に上っているのです。大きな原因は、高齢者の医療費が年々高額になっていることです。そこで厚生省は、2018年4月から運営を都道府県に移管すると発表しました。

A 赤字が膨らんでいる国民健康保険への補助金を増やすため、「健保組合」(大企業の従業員が加入)と「共済組合」(公務員が加入)については負担増となります。平均的には、健保組合は年間一人5,000円程度、共済組合は1万円程度の値上げとなります。

B 一方、中小企業の従業員が加入する「協会けんぽ」(全国健康保険協会 3,600万人)は、2009年度の赤字が 4,800億円。2010年から国の支援(補助金)を得て、2014年度末には準備金1兆円にまで持ち直しました。

C 2017年度からは、健保組合と共済組合の負担増から得られた 2,400億円のうち 700億円を「協会けんぽ」に補填します。また、残る1,700億円は都道府県に移管する「国民健康保険」への補助に充てます。国民健康保険については、財布を大きくして財政基盤の安定化をねらうことにしているのです。

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コメント
いちおう内容的に
上級編として
教材化しました。

むろん
こういう社会の現状について
中学生ともなれば
概要を知っておく必要があります。
社会科(公民)では
扱うんでしょうか?

しかしながら
重たい暗い話なので
教室に持ち出すには
少しためらいがあります。






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