石州和紙
新たな市場開拓へ挑戦


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2014.12.29(月)


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山陰中央新聞
2014.12.07




全体像













石州和紙
生き残りをかけて


 障子紙の需要が減少したり、海外から安価な機械製紙が入ってきたりして、和紙の販売が少しずつ減ってきています。石州和紙を製造している「かわひら工房」でも、この流れを打開すべく様々な取り組みをしてきています。

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コメント
確かに
和紙(障子)の需要は
住宅形式の変容により
どんどん減少していると思います。
世界遺産も
安穏としてはいられません。








打開作の例


 石州和紙(手漉き和紙)から靴を作りました。名付けて「ファースト・ステップ・シューズ」(神の国から紙のくつ)。また、手編み服やテーブルクロスも作りました。房州うちわとの連携で「しまねっこ絵入りうちわ」も作りました。こうやって、独創的な商品を次々生み出しています。

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コメント
シューズの発想には驚きです。
和紙の特長を生かした
あっと驚く商品開発。
何だか夢があって楽しそうですが
当事者は
生き残りをかけています。









デザインコンペ


 かわひら工房は、新商品開発のために「石州和紙デザインコンペ」を開催しました。この場で、キャンドルシェード・扉など造形美を伴う実用品も全国から提案されました。商品化へ向けて動き出しています。

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コメント
より多くの人から
幅広くアイデアを募るのは
とてもよいことだと思います。
思いがけない発想は
どこから生まれるか分かりません。








教材
中級編


@ 「石州半紙」は1969年に重要無形文化財、1989年に伝統的工芸品の指定を受けました。さらに、2009年にはユネスコの無形文化遺産に登録。2014年に「和紙:日本の手漉和紙技術」として再登録されました。

A ところが一方では、障子紙の需要が減少したり、海外から安価な機械製紙が入ってきたりして、和紙の販売が少しずつ減ってきています。石州和紙を製造している「かわひら工房」でも、この流れを打開すべく様々な取り組みをしてきています。

B かわひら工房は、
石州和紙(手漉き和紙)から靴を作りました。名付けて「ファースト・ステップ・シューズ」(神の国から紙のくつ)。また、手編み服やテーブルクロスも作りました。房州うちわとの連携で「しまねっこ絵入りうちわ」も作りました。こうやって、独創的な商品を次々生み出しています。

C さらに、新商品開発のために「石州和紙デザインコンペ」を開催しました。
この場で、キャンドルシェード・扉など造形美を伴う実用品も全国から提案されました。商品化へ向けて動き出しています。石州半紙技術者協会の川平正男代表は、「紙漉だけをしていればいい時代じゃない。和紙を普及させるには、常に挑戦しないといけない。」と話しています。

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コメント
2度にわたって
世界遺産に指定された
石州和紙。
きっと子ども達には
その感激の段階で
思考は止まっていると思います。

そういう意味で
この教材は
多くのことを
示唆することが出来ると思われます。