「分かりやすい説明」のルール

第4章
意識と表現はこう変えよう!


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2014.12.02(火)


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全体像










相手に合わせる


 お笑い芸人が「笑い」を取れないのは、お客の責任ではない。芸人自身の責任だと、いつも反省していると聞きます。説明の場合も一緒です。説明の「質」を判断(評価)するのは、いつでもどこでも相手(聞き手)です。

 説明してやるんだと、高飛車で説明するなど、とんでもない話です。相手に合わせることが肝要です。別にご機嫌取りではありません。「説明させていただきます」という謙虚な気持ちで、説明をすべきということです。

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コメント
第3章でのアドバイスと
少し矛盾する内容もあります。
こちらの心得が
本来あるべきだと思います。

「責任は自分」
説明の質を判断するのは相手


「説明させていただきます」
この視点を忘れないで
説明に臨みたいと
再認識しました。








自問自答しながら……


 「表現」は相手に合わせますが、「意識」は相手に理解してもらいたい思いで臨みます。自然、分かりやすく伝えようという気持ちになります。

 「この説明で、相手は理解できているかな?」と自問自答しながら話します。すると、自然に相手に合わせた表現になります。
スピード、間、言葉など、自動的に理解しやすい選択をしています。とりわけ「専門用語」については、格段の配慮が必要です。

 例えば、次のような専門用語は、かみ砕いた表現にします。
ο タイムスケジュール ⇒時間割
ο アジェンダ ⇒検討課題
ο デポジット ⇒保証金
ο ポライオリティ ⇒優先順位

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コメント
いろいろと
聞きづらい癖があると思います。

しかし
常に相手の立場
相手の気持ちに寄り添って
話しかければ
癖の矯正にも
一役買ってくれるような
気がします。

意識は
常に聞き手です。