勘違いのせいで、説明が分かりにくくなっているケースがあります。
1)一度説明すれば分かる。
人は忘れる動物です。エビングハウス(ドイツの心理学者)によれば、忘れる率は
20分後に42%、一時間後は56%、一日後は実に74%だそうです。説明の途中で、大事なことはことあるごとに繰り返す必要があります。
2)正確に伝えなさい。
100%、全部全部伝えようとすると、説明がとても複雑になります。聞く方は混乱します。説明のコツは、逆です。「適当な説明」の方が理解しやすいのです。ざっくり、大雑把に、シンプルな説明を心がけるべきです。
3)聞き手の責任にしない。
確かに「話し手」の責任は大です。が、聞き手の協力がないと、話す内容はうまく伝わりません。