消費税増税問題
上げるべき


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2014.11.16(日)


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全体像













苦い薬


 財政問題解決の治療薬は、まさに苦い薬です。来年10月、10%に増税による歳入額は、プラス14.1兆円。この修正は財政に大きな悪影響が出ます。しかし、この苦い薬(増税)には、「身体の調子がよくないときには飲まなくてもよい。」という注釈があるのです。

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コメント
2年前
民主党と自民党と公明党
3党合意によって
約束された
税と社会保障の一体改革が
自己都合により
唐突に選挙に突入。
反故にされようとしています。


 政府は2011年6月に「社会保障・税一体改革成案」を決定し、与党内での協議を経て、消費税を2014年4月1日より8%、2015年10月1日より10%へ段階的に引上げを行うことを明記した「社会保障・税一体改革大綱」を2012年2月に決定しました。

 その後、社会保障・税一体改革の関連法案が国会へ提出され、国会にて審議が開始されました。審議が続けられる中、2012年6月8日から6月15日まで民主党、自民党、公明党の三党による修正協議が行われ、この三党合意を基にした消費税増税法案を含む関連法案が同年6月26日に衆院本会議にて、同年8月10日に参院本会議にて可決されました。

 社会保障改革については、子ども子育て分野など、一部のみ可決され、残りの社会保障改革の多くの分野については「社会保障制度改革国民会議」で議論されることとなりました。

 その後政権交代などがありましたが、「社会保障制度改革国民会議」での議論は、2013年8月5日に報告書としてとりまとめられました。

  「社会保障・税一体改革」は、私たち国民の生活の未来が変わる瞬間でもあり、将来の社会保障を支える立場の若年世代、現在の社会保障を支えている現役世代、社会保障を受ける高齢世代、それぞれの立場や視点でしっかりと注目し、各施策を吟味するなど、意見を持って議論することが大切です。


〜http://jccu.coop/kurashi/tax/より引用〜








先送りは許されず


 日本はこれまで「服薬」なしに来たために極端な財政悪化を招きました。確かに「体調がよくないときには飲まなくてもよい。」という条項付きの消費税増税ではあります。が、景気は生き物です。景気悪化を盾に増税先送りをしたら、増税は永遠に出来なくなります。日銀は先月(10月)、追加緩和を決めました。増税を後押ししているのです。

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コメント
国家予算は
とっくの昔に火の車です。
団塊の世代が退職し
年金生活に入る中
現役世代が一気に減少しました。
一千兆円を超えて
なお今の今も増え続けている
国の借金。

いったい
いつ
誰が
この借金を返すというのでしょうか?
責任者には
出てきて説明してください。

景気がよくなれば
税収も増える。
だから
公共事業をどんどんやる。

国会議員は
次の選挙で当選したいから
地元の要望を受けて
必要ない橋や建物を造る。

入る方と出る方とのバランスも考えずに
まさに親方日の丸。

治療や服薬なしに
だらだらと
ここまでやってきました、……。








待ったなし


 今後、少子高齢化はさらに進展します。社会保障関係費は、増大する一方です。今回、増税を先送りすれば、長期金利が上昇しかねません。一方、2010年代後半には「家計貯蓄率」がマイナスに転じるとされています。

 そうなると、これまでのように国債発行で社会保障費をまかなえません。財源が無ければ、医療や年金の手当は見通しが立たなくなります。誰が責任を取るというのでしょうか?

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家計貯蓄率 =一か月の収入のうちどれだけを貯蓄に回せるか?


コメント
国債発行に頼る方法は
もうダメです。
累進課税も
これ以上は望めません。

ただ
年金がもらえる世代でも
給与を十二分にもらっている人があります。
働く意欲を失わない程度のさじ加減で
年金支払いを減じたり
先延ばしにする方法は
あっていいと思います。

法人税も
諸外国と比較したら
限界に来ています。

すると
残される道は
消費税ということになります。

お金を使う人から
平等に税をもらえます。
高齢者からも税収があります。
しかも
多くの支出がある人ほど
比例して
税を納める仕組みです。

贅沢な暮らしをするほど
税を多く払う仕組みです。
ある意味
平等な納税の方法といえます。









国際公約


 2020年までには、日本の財政再建を達成する。これは、国際公約です。来年10月の増税を見送れば、この国際公約違反にもなります。

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コメント
これだけの赤字を抱えた国です。
諸外国から
しっかりせよ!
とのおしかりを受けて当然です。

日本がこけたら
大きな影響を受ける国は
世界中に広がります。

日本を助けるほど
諸外国も余裕はありません。
自己努力あるのみです。

これ以上
子孫に借金を背負わせてはいけません。







教材
上級編

〜内容的に上級編としました。〜

@ 財政問題解決の治療薬は、まさに苦い薬です。来年10月、10%に増税による歳入額は、プラス14.1兆円。増税の先送りは、財政に大きな悪影響が出ます。しかし、この苦い薬(増税)には、「身体の調子がよくないときには飲まなくてもよい。」という注釈があるのです。

A 日本はこれまで「服薬」なしに来たために極端な財政悪化を招きました。確かに「体調がよくないときには飲まなくてもよい。」という条項付きの消費税増税ではあります。が、景気は生き物です。景気悪化を盾に増税先送りをしたら、増税は永遠に出来なくなります。日銀は先月(10月)、追加緩和を決めました。増税を後押ししているのです。

B 今後、高齢化はさらに進展します。社会保障関係費は、増大する一方です。今回、増税を先送りすれば、長期金利が上昇しかねません。また、2010年代後半には「家計貯蓄率」がマイナスに転じるとされています。そうなると、これまでのように国債発行で社会保障費をまかなえません。財源が無ければ、医療や年金の手当は見通しが立たなくなります。誰が責任を取るというのでしょうか?

C 一方、「日本は、2020年までには財政再建を達成する」。これは、国際公約です。来年10月の増税を見送れば、この国際公約違反にもなりかねません。

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コメント
この文章を持ち出すときには
反論も同時に
子ども達に読ませる必要があります。

小・中学生には
実際的には
この教材持ち出しは無理かな?




消費税増税反対