要約学習の部屋に戻る




要約学習の授業を通して
子ども達に伝えていることがあります。
その中から
いくつかを紹介します。


 プレゼン・スピーチなど、人に何かを伝える場合は、「伝えたい!」という熱い思い、強い気持ちを前面に押し出して話そう。その思いが強ければ強いほど、伝わるパワーがアップします。(大勢の人前で上がるなどという不安などは、吹っ飛びます。)

 よい聞き手になろう。相手が何を伝えようとしているのか、全力投球で聞こう。「うんうん」「へぇ〜」「それで」など、相づちも入れよう。話す人が話しやすくなります。人の話を一生懸命聞ける人は、誰からも好かれます。

 プレゼンは、聞く人を見て話すとパワーが生まれます。伝わりやすくなります。下を向いて、作文やメモを見ながらのプレゼンは、相手の集中力を削ぎます。めざせ、見ずにプレゼン!

 よい図式は、ずらずら文章を書いていません。ずらずら文章を書いてあると、ぱっと見て内容を思い出せません。プレゼンの時に、ついつい読んでしまい勝ちです。よい図式は、コンパクトに「単語」(キーワード)で!

 算数や社会や理科など、基本的には先生から教わるのが学校です。でも、学校を卒業してからも、先生がそばにいなくても、勉強(学習)は続きます。自分の力で調べて理解していく勉強。その勉強の仕方を身に付けるのが、「総合的な学習の時間」であるとともに「要約学習」でもあります。

 いろんなことに疑問を抱く姿勢が大事です。皆さんのまわりには、エネルギーの問題、少子高齢化の問題、過疎化の問題、集団的自衛権の問題、尖閣諸島や竹島の問題、栄養や免疫力の問題、消費税率の問題など、理解すべき課題が数限りなくあります。さまざまなことに興味・関心を持ち、自分なりの見解が述べられる、立派な社会人になってほしいです。

 図式は、理科や社会や保健など、他の教科でもどんどん活用してください。家庭学習(予習)でも使ってください。図式を書けば、いい加減な理解が避けられます。図式が書けたということは、「分かった!」ということです。

 学んだことを人に話して教えてあげると、話した内容が頭にしっかり残ります。この方法は、テスト勉強でも役立ちます。

 図式を書けば、内容が自分の頭に「絵」としてしっかり残ります。スピーチをする場合、手ぶらでも話せます。

 聞いたことをまとめたり人に伝えたりする。読んだことをまとめたり人に伝えたりする。 ……こういう場面は、日常生活でよく出てきます。全てが「要約学習」です。そう意識するだけで、総合的な学力が伸びます。

.