文章 VS 図解
久恒啓一 & 樋口裕一
第3章

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2014.10.17(金)


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全体像













小論文と図解の違い


 小論文も図解も、相手にうまく伝えたいという点で共通しています。しかも、両者とも訓練によって上達します。能力ではなく、技術です。

 違いは、小論文が左脳的であるに対して、図解は右脳的です。小論文は「一定の時間型」であるのに対して、図解は「瞬間型(絵・図・詩)」と言えます。

 図解はぱっと見て分かります。不足や関係性をチェックしやすい良さもあります。

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コメント
面白い分析だと思いました。
能力ではなく技術だ。
というところも印象に残りました。











樋口式文章


 樋口式文章は、感情的な文章ではありません。整理の行き届いた文章です。ですから、図にしやすい面があります。

 樋口式文章で重要な一つは、接続詞(関係詞)です。図解に当たる矢印に当たります。これが、論理のデザインとなっています。

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コメント
確かに
図解(図式)にしやすい文章と
しにくい文章とあります。

とりあえず
文学的文章は
とても苦戦します。

図式にしやすい文章は
例外なく
論理構成がスッキリとしています。











日本人と欧米人


 日本の文字は、漢字・ひらがな・カタカナの3通りあります。ですから、文章を「図」と認識します。それに対して、欧米人は文章を図と認識するのが苦手です。文字がアルファベット(表音文字)だからです。中国語も漢字ですが、全て漢字のため、やはり欧米人タイプです。

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コメント
これは
本当の話でしょうか?

面白い分析です。