分かりやすく〔伝える〕技術
第2章
著者;池上 彰

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2014.9.23(火)


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全体像










映像と原稿の一体化


 NHK「週刊こどもニュース」(1994年〜)を担当して、分かりやすく伝えることの重要性と難しさを痛感しました。これを打開する方法の一つは、映像を生かした原稿づくりです。

 記者の時代、現場リポートで気を付けることがあります。その際、起承転結は必要ありません。「映像を見れば分かる」ことを、ことさら説明しません。「自己から3時間経った現場です。ご覧のように、……。」これでいいんです。

 苦労することの一つに、「映像と原稿の一体化」をいかにするかということです。「全景は15秒 ⇒必要原稿朗読のための映像 20秒 ⇒インタビュー 15秒 ⇒まとめのコメント 10秒」、こんな具合に計画を立てます

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コメント
何気なく観ている
テレビの映像です。
しかし
アナウンス(解説・コメント)と
映像が補完しあっている
絶妙のコラボレーションに
改めて頭が下がります。








パワーポイントで
気を付けること


 パワーポイントを使ったプレゼンで、失敗例が少なからずあります。一番多いのが、画面に文章がびっしりと映し出され、それをだらだらと棒読みするスタイルです。

 画面に映す映像は、ポイント(キーワード)だけにすべきです。そのキーワードにまつわることを音声で伝えるのです。まさに、映像と音声のコラボレーションです。

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コメント
パワーポイントが登場した当時は
文字だらけの画面が
とても多かった気がします。

さすがに最近は
パワポに映し出されるのは
写真・動画・図式(図解)・表
キーワードです。

それと気になるのが
映し出される画面が
事前に
聴く人の机上に配られること。

視聴者を講師や画面に
集中させるためには
とても邪魔者です。

どうしても配られるなら
講義が終わってからにされたらどうでしょうか?