要約力
第5章

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2014.9.10(水)


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全体像











成長企業は?


 成長企業は、消費者ニーズを的確・迅速につかむ、マーケッティング力があります。柔軟性があり、スピーディーで、実行力があります。

 こういうことから、近年重視されているのが「PM」(プロイジェクトマネージャー)です。PMは、予算管理・スケジュール管理・人材管理を一手に引き受けて、企業の成長戦略を練っています

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コメント
これは会社に限らず
学校や学級集団
部活動集団など
さまざまな場で応用できそうです。

その際
消費者ニーズは
子どものニーズ(求めているもの)に
読み替えます。

「成長戦略なくして成長なし」
です。










対応力と表現力


 成長企業のセールスは、押しつけ型ではありません。相手のニーズに合わせて、自分の持っている「要約カプセル」を自由に出し入れしながら対応します。

 例えば自動車のセールスマンは、安全性・快適性・燃費・価格などの要約カプセルを背景に、顧客のニーズを引き出しながら対応します。

 文書に関しては、相手に分かりやすい表現を最優先します。名文は求めません。情報を出す順番が、大きな要素です。例えば、テーマの提示 ⇒結論 ⇒理由 ⇒課題提示 という流れです。

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コメント
再びここで出てきました
要約カプセル。

優秀なセールスマンについては
全くそう思います。
べらべらとまくし立てるセールスマンは
途中から嫌悪感さえ感じます。

逆に
ゆったりとした雰囲気で
こちらの疑問や思い、願いなどに
じっくりと耳を傾けるセールスマンには
いつしか好感を感じます。
思いやりは
相手(顧客)への尊敬と尊重を意味します。
自然な流れで
この人に任せよう
という気持ちになっていきます。

教師と生徒
親子の場合も
同様ではないでしょうか?










会議はメモ力


 会議に臨むときには、要約力・論理力が問われます。その際、参加者の発言(要約)と簡単なコメントをメモします。一方では、自分の思考活動の痕跡をメモします。これらを基に発言します。

 司会者の立場であれば、途中で話し合いの流れを要約したり、論点整理をしたりする必要があります。

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コメント
私もいつからか
会議中はメモをとる習慣があります。
コメントは書きませんが
「なるほど」とか
「それはどうかな?」とか
心に残る発言をメモし
だんだん立体的(図式)にしていきます。

そのうち
自分の考えが見えてきます。
発言メモを書きます。
いつでも発言できる準備が
メモ書きから生まれてきます。

私にとって会議は
ですから
とてもわくわくする時間です。










プレゼンこそ
要約力が試される場


 プレゼンこそ、要約力が試されるメインステージです。提示する資料は、図解・図式・フローチャートなど、要約そのものです。

 数字でデータ提示をする場合がありますが、聞き手が納得する客観性が求められます。例えば、巨額の不良債権とか、とても広いとかの表現では、聞き手に伝わりません。「2.3兆円の不良債権」とか「東京ドーム5杯分の広さ」とか、具体的にイメージできる表現を工夫する必要があります。

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コメント
全く同感です。
プレゼンを聞くと
要約力が顕わになります。

教師にとって授業は
まさにプレゼンの連続です。
要約力がベースにないと
子ども達は混乱します。

簡単な内容も
難しく感じたり
興味を失ったりします。

子ども達との話し合い
トラブルでの対応や処理も
要約力がベースにないと苦しい。

まずは
教師こそ
プレゼンテーション能力!
要約力を高めることが
極めて重要です。

それで給料をもらっていると
在職中の私は
自分を戒めてきました。
発展途上のまま
退職しましたが、……。