要約力
第1章

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2014.9.5(金)


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全体像











要約とは?


 要約とは、要点という点を「論理」という線でつなぐこと。言い換えれば、「要点の集約」を通して「全体像を理解」することです。

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コメント
要点と要約
混同して使い勝ちです。
要点は「点」でしかありません。
それに対して
要約は「全体像」です。
まさに要約学習で言う
「図式」です。










感想力との違い


 要約力に対極するものとして「感想力」があります。これは、主観・情緒の表現。個性を感情面で育てることに通じています。

 これに対して「要約力」は、相手を知的に理解する力です。このためには、情報を論理的に把握する必要があります。したがって要約は、情報を集約したり加工したりします。これは、まさにコミュニケーションスキルに通じています。

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コメント
文章を読む際
この要約と感想は
車の両輪に当たります。
どちらが欠けても
「読んだ」とは言えません。

とりわけ
他者理解が重視される
人間社会にあって
この要約力は必要不可欠。
学校教育において
何としても高めておきたい能力です。










情報カプセル
〜情報の引き出し〜


 要約力があると、「情報の引き出し」を多く持つことが出来ます。これは、情報収集・企画立案・プレゼン・会議・コミュニケーションの際に、大きな力となります。

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コメント
情報の引き出し
(後に「情報カプセル」と別名)
とは
なるほど言い得て妙。

さまざまな場で
実生活に活用できるかどうかは
引き出しの整理にかかっています。
そのことと「要約力」と
大きな関連があるとのこと。

私にとっては
新たな発想で
とても参考になりました。










単なる物知りか
応用可能な情報か


 情報を取り入れる際、二つの段階があります。第一段階は、的確・簡潔な圧縮された情報です。しかし、この蓄積は「博識」「単なる物知り」のレベルでしかありません。

 第二段階は、整理・仕分けされ、統合された情報です。この過程を通して「(記憶)強化された要約情報」となります。応用が可能です。これを「情報のカプセル」と呼ぶことにします。

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コメント
第一段階と第二段階とは
分かったようで
仕分け線が
今ひとつ分かりかねます。

文脈からは
他の情報と
それぞれがネットワークが
構築されているかどうか?

私は把握しました。

その際
情報同士が
脳裏で図式化されていることが
求められていると理解しました。

この第1章にしても
情報がいくつかあります。
私はそれらを
囲みや矢印などで
関連づけたつもりです。

ですから
図式を書き終わったら
情報同士が位置づけられ
脳裏にくっきりと
全体像が浮かんできます。

これを
情報の統合とか
情報カプセルとか
筆者は表現していると思います。