小学校５・６年生「社会科」の教科書は、どうなっているのでしょうか？　今回は、竹島・尖閣諸島に関連して取り上げます。

　今春、教科書検定の結果が、文科省によって公表されました。

　今回は小改訂ですが、竹島・尖閣諸島に関する記述については、大きく変わっています。「日本固有の領土」であるという記述は、今開発です。

　竹島は「韓国が不法占拠している」とし、尖閣諸島は「中国が自国領土と主張している」としています。中には、「中国船による領海侵犯や違法操業が繰り返されている」と記述した教科書もあります。

　これらの記述は、政府見解をふまえた者となっています。４年前の教科書には、こういう具体的な記述はありませんでした。

　前回（４年前）も今回も、全社とも「旧ソ連（現ロシア）が不法に占拠した。」と紹介しています。