中学時不登校の生徒
85% が高校進学

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2014.7.11(金)


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 7月10日(木)の朝日新聞の記事から、標記のタイトルの内容を図式化しました。

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図式


 文部科学省は7月9日、2006年度に中学3年で不登校だった人のうち、卒業後すぐ高校などに進学した人は約85%。1993年度の前回調査(65.3%)より大幅に改善したとする「追跡調査結果」を公表しました。

 調査には、2006年度に30日以上休んだ不登校の約4万人のうち、合意した約1,600人が回答。2011年度に卒業5年目の進路や心境を調べました。

 高校進学率は85.1%ですが、大学へは22.8%が進学しています。文科省は、授業の多様化や内申書偏重の入試改善など、高校・大学側の受け入れ体制整備が大きいと分析しています。

 ただ、77%は学習の遅れなどが進路に影響したと回答。「学校に行けばよかった」は38%、「行かなくてよかった」(11%)を上回りました。

 仕事に就いていたのは54%で前回(63%)を下回った。内訳はパート・アルバイトが32%と前回(31%)並み、正社員は9%と前回(22%)から大幅に下がった。学校に通いながら働く人が増えたとみられます。

 一方、相談に乗ってほしい悩みとして、中学校時代は、32%が「心の悩み相談」、31%が「人と付き合う方法の指導」が上位を占めています。6年後の21歳では、42%が「技術習得の相談」、「仕事に就くための相談」となっています。

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学校が全てではない。
学校に行かないことも
人生における一つの選択肢だ。

こういう考え方が
世間一般的となりました。
不登校の本人も
家族も学校も
ぐんと肩の荷が下りたものです。

ただ
小学校・中学校時代は
一日一日
一つ一つの出来事が
まさに「生きる力」を培う上での
ダイヤモンドです。

 学力を身に付けることはむろんのこと
さまざまな刺激的な出来事に遭遇して
人と人との関わり方
ものの見方考え方など
体験を通して学ぶのが
学校です。

苦しさつらさを乗り越え
「活力」を培うのも
忘れてはならない側面です。

ベストを尽くして取り組めば
その分
感動的な場面にも出会います。
生きる糧となります。

 人は
人との関わりの中でしか
生きていけない存在だと思います。
それを学ぶのは
他でもない
「集団生活」を通してに違いありません。

 家庭で
同年代の者と関わることなく
独りぼっちで過ごしている
「不登校」の皆さん。
ぜひぜひぜひ
学校へ出てきてください!

 
しかしながら、
……それが出来ないから
苦しんでいるのです。
本当に悲しい現実です。









21.10.04(日) ふたたび不登校をめぐって