日常生活においてスピーチ(プレゼン)する場面があります。その際、次のように分類できます。
(1) 予め作文した文章を朗読する。
(2)
予め作文した文章を暗誦朗読する。
(3) 構想図(メモ)をときどき見ながら話す。
(4)
構想図を脳裏に思い浮かべながら話す。
(1)
は、音読練習をするだけで事足ります。負担感はほとんどありません。しかし、話は目でも聞きます。 話す人が下を向いていることもあって、朗読を聞く方はよほど集中していないと内容が把握できません。
(2)
は、暗誦することによって身に付く言語力など、利点もあります。話者と聴者が視線を合わせる環境 が生まれるので、内容が伝わりやすくなります。が、日常生活においては(事前準備に)時間がかかり すぎます。
(3)
は、話し手の意識が自然と「内容」に集中しています。聴衆の反応を見ながら、臨機応変に対応でき ます。話者と聴者が内容を作り出していくという弾力も生まれます。
(4)
は、(3)の延長線上にあります。これが、社会人に求められる姿でもあります。会議の時など分かり やすく端的に話したり、人とコミュニケーションを交わしたりするときの重要な基盤となります。