1月31日、テレビ報道を通して発表された「STAP細胞」。iPS細胞と比べて、安価で短時間で簡単に作製できる。ガン化の心配もないとのことで私も大いに注目し、新聞記事を丁寧に読んだり、インターネットで調べたりしました。
ところが、まもなく転がるように雲行きが怪しくなりました。小保方さんはタレント並みの報道でしたが、一気に被告人扱いとなりました。
不正疑惑の指摘を受けて調査をしていた「理化学研究所の調査委員会」は、4月1日、STAP細胞論文に研究不正があったと認定しました。
これに対して小保方晴子氏は不服申し立てをしました。が、先日5月7日、再調査に値する資料の提出がなかったとして、「再調査の必要はない」と理研理事会で説明しました。
理研は近く理事会を開き、小保方氏に研究不正があったとする最終報告書が確定するとのこと。これを受けて、理研は懲戒委員会で小保方氏ら関係者の処分を決めるそうです。
ご周知のように、ざっとこういう流れですが、利害関係のない、素人の私は単純に思います。
ねつ造や改ざん、コピペについては、どうやら(認めてはいませんが)小保方氏の方が分が悪いようです。素人目に観ても、報道内容の行為は、研究者として許されることではありません。
しかしながら、私は思います。小保方氏は「STAP細胞はあります!」と明言しています。だったら、小保方氏はその証拠を、今度こそ正真正銘、どうだ! と見せたらいいと思います。追及側も、時間と猶予を与えて小保方氏に、目の前で造らせてみたらどうでしょうか?
もしSTAP細胞が作製できたら、人類の幸せ(医療の進歩発展)にとって、すごいことではないですか! 国民目線で関心があるのは、不正疑惑ではなく、STAP細胞があるのかないのかという核心問題です。
また、もしSTAP細胞が出来なかったら、小保方氏はきちんと自分の非を認め、反省するとともに処分を全身で受け止めるべきです。
同時に、なぜこういうことになったか? 個人追及に終わらず、周辺環境や周辺人物の責任もしっかり洗い出してほしいと思います。
私は不正追及にエネルギーをつぎ込んでいる関係者に、少し冷静になってもらえないかと願ってやみません。
なお、この「STAP細胞」の状況については、5月7日の赤来中学校3年生
「要約学習」教材の一つに持ち出しました。以下に、紹介します。