文章を絵にする教材として、とても面白い教材です。ここでは特に、モンゴル、チュニジア、セネガルの風変わりな?
家について取り上げてあります。
しかししかし、一つ、とても残念なことがあります。挿絵です。国語の読解力をつけるためには、文字(語句や文章)と対峙することです。文字だけを頼りに、内容を読み取ったり、絵図化したりするからこそ、その過程を通して読解力がグレードアップするのです。
ところが、ご覧のように(上の写真)実に丁寧な挿絵や写真が掲載されています。これでは、文章を読まなくても挿絵を参考にすれば、イメージ化は必要ありません。文字と格闘する必要がありません。読解力が付きません。教科書には不必要です。
もし必要だとすれば、文字と格闘したあとに、教師の方から大写しにして提示すればいいのです。
だいたいにして、だんだん国語の教科書は「雑誌化」してきました。教科書会社の方に伺うと、学校現場(教員)の要望に沿っての変更だそうです。何たること、……。
とにもかくにも、3つの国の家を文章だけからイメージ化して、下手な絵にしてみました。