@ 「墓じまい」とは、お墓を片づけてお骨をお寺のお墓や納骨堂などに移すことです。近年、墓じまいをする人が増えています。その大きな理由は、お墓を引き継ぐ人が少なくなった(いなくなった)からです。昔は子どもが多く、家のお墓を代々受け継ぐことが出来ていました。しかし、近年は少子化が進行しています。特に農村部ではその傾向が強くなってきています。そのため、「お墓を守る人がいない」という家庭が増えているのです。少子化は、墓じまいが増える大きな原因の一つです。
A 関連して、昔は親子が同じ地域で暮らすことが一般的でした。ところが、進学や就職をきっかけに、わが子が都会へ引っ越すケースが増えました。例えば、島根県にあるお墓を東京や大阪に住む子どもが管理するのは大変です。草取りなどの掃除をしたり、お墓参りをしたりが難しいという現実があります。一方、田舎に住む高齢者の方も「子どもに負担をかけたくない」と考える人が多くなってきています。そのため、「元気なうちに墓じまいをしよう」と考える人が増えてきているのです。
B 墓じまいの場合、寺院がその家の先祖の遺骨を管理する「永代供養」「納骨堂」を選ぶ人が大半(ほとんど)です。費用としては平均して、墓石の撤去20万円・遺骨の取り出し4万円・お布施3万円・永代供養料30万円が必要で、総額は平均40万〜60万円程度になります。