@ デジタル教育は単に授業でタブレットを使うことが目的ではなく、子ども達の「自ら学ぶ力」や「創造力」を引き出す重要な取組みです。しかしながら一方で、さまざまな課題もあります。特に懸念されているデメリットは「思考力や記述力が身に付きにくくなる」ということです。インターネットを使えば、分からないことの答えがすぐに見つかります。便利である反面、答えにたどり着くまでの大事な学習を省略してしまうため、深く考える習慣が身に付きにくくなります。
A また、タブレット学習では自分の手で文字を書き、文章を記述する機会が減るため、漢字を忘れたり、論理的な長文を書く力が低下したりすることが指摘されています。したがって、今後の学校教育にあっては、デジタルとアナログ(手書き)をバランスよく組み合わせることが重要と言えます。
B 視力が落ちる問題も指摘されています。文部科学省の調査でも、子ども達の裸眼視力が低下傾向にあることが報告されており、デジタル端末の長時間利用との関連が指摘されています。さらには、子ども達が自分専用のタブレットを持つと、予期せぬトラブルに巻き込まれるリスクも高まります。授業に関係のない有害サイトへのアクセスしたり、SNSでのいじめを受けたり、個人情報が流出したりなど、その種類は多岐にわたります。これらの課題に対する対策が急がれます。