@ 言葉がまだ話せない赤ちゃんが泣き止みません。お腹が空いているのか、眠いのか、どこか具合が悪いのか、ただ抱っこしてほしいのか……。お母さんはおろおろしながら、ミルクを与えてみたり、おむつチェックをしてみたり、抱っこしてみたり、……そうやって、なぜ泣いているのかを探るしかありません。泣きやまないとストレスがたまります。これが続くと、育児ノイローゼになります。
A 実は、赤ちゃんの泣き声には、微妙な違いがあります。周波数・音量・リズム・持続時間……これらの微妙な違いで、「空腹」「眠い」「不快」「痛い」「抱っこして」などに分類出来ることが研究で解ってきています。この違いは人間の耳では聞き分けるのが難しいのですが、AIは膨大な赤ちゃんの泣き声データを学習することで、パターンを認識できるようになってきています。もちろん、精度は100%ではありません。赤ちゃんの個性によって差があります。ただ、「ヒントがある」だけで、育児の心理的負担はかなり軽くなります。
B 例えば、日本語対応の国産アプリ「あわベビ(AwaBaby)」アプリは、赤ちゃんが泣いているそばでマイクをオンにするだけで、音声をもとに数秒で解析結果が表示されます。「空腹」「眠い」の2パターンに関しては比較的精度が高い一方で、「なんとなく機嫌が悪い」「甘えたいだけ」のような複合的な状態は、まだ判定が難しいそうです。