@ 島根県内の介護福祉事業者とシステム開発会社が、人工知能(AI)と高精細カメラを活用し、過去の健康データと照らし合わせて、体調の異変を検知するシステムを開発しました。介護業界で人手不足が深刻化する中、健康チェック体制の向上を後押します。
A このシステムは、カメラの映像から皮膚の色の微細な変化を読み取る測定技術を活用し、体温・血圧・脈拍・酸素濃度の状況をチェックします。また、AIが顔認証で個人を特定し、登録してある既住歴や数カ月分の健康データの平均値と比較し、個人ごとに「異状」「普通」「良好」などと健康状態を総合判断します。
B 開発したのはAI開発のアイティ(松江市菅田町)です。「アイティ」は、国内外の100を超える医療関連の論文をAIに学習させて、診断精度を向上させました。また、医師に監修してもらい、精度にお墨付きを得て国内特許を取得しました。介護施設「ふれあい」では従来、職員が施設利用者の体温や血圧などを測定し、一般的な基準で診断しており、平熱が低い利用者の微熱症状などを見逃すリスクがありました。各利用者の体調をパソコンで継続的に記録する必要もあり、職員の大きな負担となっていました。この検知システムは、それらの課題を解決する打開策となっています。