@ 東京都では「子どもを受動喫煙から守る条例(地方公共団体が定める法律)」が行われています。これは、「18歳未満の子どもがいる家の部屋の中や、自動車の中でタバコを吸わない。」という条例です。ただ、違反した場合の罰則はありません。条例は「子どもは自らの意思で受動喫煙を避けることが困難で、保護の必要性が高い。」という理由から取り組まれたものです。
A 妊婦への影響も見逃せません。流産のリスクが約2倍、早産は約1.5倍高くなります。胎児の発育にも悪影響を及ぼします。妊娠中の胎児は、タバコの影響で体重増加が十分ではなく、体重不足で産まれる割合が約1.6 倍高くなります。
B 子どもの受動喫煙による健康被害は、乳幼児突然死症候群(SIDS)、気管支炎、肺炎、中耳炎などです。なかでもSIDSは、それまで元気だった赤ちゃんが突然死亡してしまう怖い病気です。子どもが成長して成人になってからも、胎児のときの受動喫煙の影響が続くと考えられています。成人になってからの肥満・糖尿病・メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)にも関連があることが分かってきました。健康被害のほかにも、家庭で受動喫煙にさらされている子どもは、学力が低下するというデータも報告されています。