@ 近い将来実現しそうな「宇宙旅行」は、数分間の「宇宙体験」です。すでに人間を乗せて宇宙を往復する実験が成功しています。そこで気になるのが、宇宙での生活です。空気は地球から持っていくことができますが、重力は無理です。だから、スペースシャトルなどの設備には、いろんな工夫がされています。例えばトイレは洋式トイレのような形で、出したモノを掃除機のような装置で吸い込みます。吸い込んだら、真空にして「瞬間乾燥」させて地球に持ち帰ります。
B 寝るときは、ふわふわ浮いてしまわないように、寝袋や小さなベッドに体を留めます。上下がない宇宙空間では、壁中どこでも「ベッド」になります。食事は「宇宙食」です。最近では、かんづめ・レトルト・フリーズドライなどを利用し、地球上とほとんど変わらないものが食べられます。ただ、ふわふわ浮いてしまうのを防ぐため、チューブに入っていたり、ねっとりしてお皿やスプーンから離れにくいように作られています。
C なお、重力のない生活は面白そうな気がしますが、実際は人間の体にとっては悪影響があります。訓練しないと、のりもの酔いのような「宇宙酔い」になってしまいます。また、筋肉を使わないので筋肉が衰えたり、骨からカルシウムが溶け出して弱くなったりします。宇宙旅行後、地上に降り立ったら、筋肉トレーニングしないと一人で歩くことすら出来ません。