@ 海洋深層水とは、太陽光がほとんど届かない「水深200m以上」にある海水のことで、海の生物にとっての栄養に富み、きれいで、低温で、ミネラル(=カルシウム・リン・カリウムなど、体内で合成できない栄養)がとても多い海水です。この海洋深層水は、北極や南極に近いところで冷やされた海水が海底に潜り込んで形成されます。潜り込んだ海水はやがて海流となり、地球規模でゆっくりと深い海底を流れていきますが、海底から海水面へと湧き上がってくる場所があります。この現象を「湧昇(ゆうしょう)」と呼びます。
A この湧昇が起こると、表層の海水(表層水)に沢山の栄養が供給され、漁場が豊かになります。湧昇が起こる海域は全世界の海域のなかで、たった0.1%しかありません。しかし周りを海に囲まれた日本には、いくつもその湧昇地点があります。この海洋深層水は海の表面を流れている「表層水」とは異なり、きわめて清浄な(きれいな)海水です。これを活用して、さまざまな食料品・飲料品・化粧品などが生産されています。
B 具体的には例えば、ミネラル豊富な水や塩の生産、アワビやヒラメなどの養殖、発病抑制効果を利用した野菜類、高品質な日本酒、各種調味料など、多方面に渡っています。