@ 人口減少と高齢化が進む日本では、「コンパクトシティ(=小さくまとまった街)」が注目されています。住居・商店や飲食店・医療・福祉施設・行政機関などを一定の地域に集中させ、徒歩や公共交通機関で日常生活が完結できる「コンパクトな街」を目指しているのです。
A 中山間地域では、若者の流出で人口減少と高齢化が同時進行しています。人口が減少する一方で居住地域は広いままのため、郵便配達や学校・病院(診療所)・介護施設、及び、電気・水道・道路などインフラの維持経費が増大するなかで、税収がどんどん減っていく中で市町村の財政を圧迫しています。その一方で、人口密度の低下により商店が廃業したり、利用減のためバスの便数が減ったりして、自動車を運転できない高齢者にとっては、日常生活がますます困難になりつつあります。
B このような状況下で、中山間地域はコンパクトシティが注目されるようになってきているのです。生活に必要な施設設備などを狭い地域に集め、高齢者が車に頼らずとも生活できる環境を整備することを目指しています。公共交通の充実、医療・商業施設を近くに配置するなど、高齢社会に対応した地域作りが求められているのです。また、コンパクトシティでは図書館・文化施設・スポーツ施設など、多くの住民が出かけやすい場所に配置することで、施設の利用者も増えていきます。