@ ペロブスカイト太陽電池は「次世代の太陽電池」と言われ、一日も早い実用化が期待されています。この太陽電池は「ペロブスカイト」と呼ばれる特定の結晶構造を持っており、太陽光を効率的に電気エネルギーに変換する特性があります。この技術は、2009年に日本発の発明として世界中で注目を集め、2030年の実用化に向けて開発が進んでいるところです。
A 従来の太陽電池はシリコン(熱や水分に強い物質)を使っているので耐久性に優れ、高いエネルギー変換効率を持っていますがパネルが重く、設置場所も限定されます。その点、シリコン太陽電池は1uあたり15kgですがペロブスカイト太陽電池はわずか1kgで、重さに大きな開きがあります。また折り曲げやゆがみに強く、自由自在に折り曲げることが出来ます。これにより、建物の外壁や窓、車両など平面でない場所にも自由自在に設置が可能です。ペロブスカイト太陽電池は採掘(掘り出す)や精製(純粋な物質にする)にかかる価格も、シリコンに比べて非常に安いという特長があります。
B このようにペロブスカイト太陽電池は、これまでの太陽電池に比べて活用が広く、低コスト(安い)で製造できる画期的な太陽電池です。ただ、現時点では耐久性が約10年(太陽電池は20年〜30年)、発電効率15%(太陽電池は15%〜20%)ですので、今後の更なる研究の加速が期待されています。