@ 誰もが気軽に作って売ることができる新しい形の本「ZINE(ジン)」が、じわじわと存在感を増しています。ZINEは、雑誌を意味する英語の「マガジン(magazine)」にから来た呼び名とされています。作者が自分の伝えたい内容を自由に書いて、印刷・製本・販売まで行います。製本は印刷所に格安で依頼する人もたくさんいます。
A 2025年1月11日、東京都台東区で開かれたZINEの即売会「ZINEフェス 東京」は500組以上の売り手が集まり、来場者も2300人を超えました。作者(自主作家)がスペース(机と椅子)を借り、自分が制作した「ZINEを売る即売会」というスタイルです。価格は1冊150円〜1,500円程度で、絵本・短編小説・詩集・エッセー(随筆)・食べ歩き本など多種多様なZINEが並びました。立派に製本されたものから、コピーしたページをホチキスで留めた冊子まで様々な本が並び、展示即売されました。
B 今や、パソコンや家庭用の印刷機の普及によって誰もが簡単にデータを作り、印刷し、製本出来る世の中になりました。その象徴がZINEと言えます。ここ数年は、ZINEとして発表された作品が出版社の目に留まって本格出版されたり、舞台やテレビドラマの原作となったりするケースが増えています。また、「有隣堂グラングリーン大阪店」では常に約130作品のZINEが並び、ZINEは分類別でトップの売上(約10%)維持し続けています。